寂地峡・五竜の滝

スポンサーリンク
ハイキング

この日は曇っていて山に登っても面白くないので渓谷歩きに変更。山口県岩国市にある寂地峡というところへ行ってきました。地図を見てもらえばわかりますが、山口県の右下の方が広島と島根に食い込む形で出っ張っていて、ここだけ一瞬山口県に入るのです(笑)。

寂地峡には五竜の滝と呼ばれる5つの滝を巡るトレッキングコースが整備されています。かなり秘境っぽいところでなかなか立派な滝のようです。

写真のセオリーとして、滝は晴れていると絶対ダメなのです。明暗差がきつすぎてムラになってしまうからです。ちょうどいい具合に曇っていて滝撮りにはベストな天候です。滝をきれいに撮るためには三脚が必要なので、面倒ですが三脚を持って行きました。


寂地峡はキャンプ場になっていて、管理棟を兼ねた観光案内所があります。この左手に公衆トイレがあって、その間から遊歩道が始まります。


キャンプ場を横に見ながらしばらく歩いて行きますと、最初に出会うのが竜尾の滝です。よくあるタイプの二段瀑ですね。手前の淵がとても澄んでいてきれいでした。


竜尾の滝を過ぎると本格的に上りになってきます。でもまだこの辺は序の口。遊歩道にはAコース、Bコースなどと名前が付けられていて、これはBコース(330m)になります。最上部の竜頭の滝まで登った後、木馬トンネルを経てAコース(730m)で宇佐八幡宮へ下る周回ルートを選択します。


2番目に出会うのが登竜の滝。大きな淵を持つのが特徴です。


別の角度から見るとこんな感じ。


登竜の滝のすぐ上にあって二段の滝のようにも見えるのが白竜の滝。横道から近くまで行けます。


いよいよ道が険しくなってきました。この先、急な階段が続きます。五竜の滝のほかにも小さな滝がいくつもあります。


突然、切り立った巨大な岩が現れました。


4番目の滝は竜門の滝といって落差18mある最大の滝ですが、岩の陰になって全容を見ることはできません。奥の方に少し見えているのがそうです。


こんな橋を渡っていきます。


そしていよいよ最上部にある竜頭の滝に到着しました。落差は14mですが、一番大きく見応えがあります。できるだけここまで見に来た方がいいでしょうね。


滝の上部には切り立った巨岩があります。


滝壺は非常に深そうですね。


竜頭の滝からBコースの終点まで登る階段がめちゃくちゃキツい! ほぼ垂直に近い感じで手すりにつかまらないと登れません。距離は330mと書いてあったけど、標高差は相当登った気がします。


Aコースとの合流点に出てきました。ここには木馬トンネルという手掘りのトンネルがあります。


木馬トンネルを抜けると宇佐八幡宮へ下る道となりますが、この道も結構キツい。

最後は宇佐八幡宮の横から車道に出てきました。あとは案内所まで戻るだけ。全周で2キロもないくらいだと思うんですが、相当な上り下りがあるので完全な山登りと思った方がいいです。ちょっと観光気分で行くとえらい目に遭いますよ(笑)。

寂地峡ってその名の通り、かなり寂れた感じのところでしたね。おそらく登山者のものと思われる車が2台ほど停まってましたが、渓谷では誰にも会いませんでした。完全な貸し切り。道が非常に狭いため、三脚を立てるのはかなり困難でした。誰もいなかったから良いんですが、人通りがあるとちょっと無理ですね。

スポンサーリンク
SORAをフォローする