この前の落車の原因はいくら検証しても結局わからないという結論になりました。当時の状況をもう一度振り返っても、路面はしっかり見ながら走っていて、障害物が何もないことを確認していました。そのことはかなり自信を持って言えます。それなのに何の前触れもなく突然後輪に衝撃を感じていきなり落車したという感じなのです。まったく意味がわかりません。
ただ原因がわからないと気持ち悪いんですよね。何に気をつけて良いのかわからないですから。それでとりあえず原因は石を踏んだのではないか?ということにしておきました。石ならば見落とす可能性はあるし、どこかに飛んでしまえばわからないですからね。
ただ石だとするにはちょっと不自然な点があるのです。もし後輪で石を踏んだとすればタイヤに傷が残っているはずだし、パンクする可能性も十分ありますね。でもタイヤをいくら調べても傷は全く見当たらないのです。
さらに不自然なのは、直進している場合、石があれば先に前輪に当たると思うのです。前輪をスルーして後輪に当たるということは、カーブでない限り通常ありません。
ですから石を踏んだとする説も状況を完全には説明できず、今一つ説得力がないのです。やっぱりモヤモヤが残ります。
ブログを読んだ方から、横の草むらから小動物が飛び出してきたのでは?というご指摘もいただいたのですが、自分としてはそれはさすがにないだろうと思ったのです。猫や狸くらいの小動物が当たったくらいで落車するとはとても思えなかったからです。
そんな時、すごい偶然の一致なんですが、昨日Twitterを眺めていたらサイクリングロード横の草むらから猫が飛び出してきて落車したという衝撃的なツイートが流れてきました。ヘルメットが割れるくらいの衝撃で、かなり怪我もされている様子です。
それを知って自分の考え方が間違っていたことに気付きました。たかが猫と思ってたんですが、とんでもない。速度を完全に無視していました。猫といえばトコトコ歩いてるくらいのイメージしかなかったんですが、本気を出すと時速50キロで走れるそうですね。成猫の体重は標準3~5kgだそうですから、身近な例でいえば5kg入りの米袋より少し軽いくらいでしょうか?
それだけの物体がたとえ時速20キロでも横からぶつかってくれば、バランスを崩して落車することは容易に想像できますね。全く予測不能ですから落車を回避することは非常に困難です。
運動量は質量×速度ですから、体重がそんなになくても速度が速ければ大きな威力を持ちます。側方から衝突すればバランスを崩して落車させるには十分な衝撃になり得ます。まあ猫とは限らないですが、どんな動物でも時速20キロくらいは軽々と出すことができます。ですから何らかの小動物が横の草むらから飛び出してきて後輪に当たった可能性は十分にあり得るなと考え直しました。
左側に草むらがあったこと、自分は右側に投げ出されたことと完全に一致します。小動物が当たったくらいではタイヤに傷は付かないでしょう。当然、後輪に接触したら見えないですから全く気付かないわけです。まさに青天の霹靂。
原因が小動物の衝突だとするとすべての状況を矛盾なく説明できます。もはやそれ以外考えられなくなってきたので、これでひとまずそういうことにして原因の特定は終わりたいと思います。
ただ相手が動物なので気をつけろと言われても気をつけようがないんですよね。山を走っていたら常に動物が飛び出してくる可能性はあると思って警戒するしかありません。それでも当たられたらなすすべはありませんが。
小動物ならまだしも、鹿のような大型動物に当たられたらひとたまりもないですね。たびたび電車を止めるくらいですから。そんな恐ろしい状況に出くわさないことを祈るしかありません。
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