奥伊勢の3林道ライド

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ライド記録自転車

この前も水呑峠行ってきましたが、志摩半島の付け根に当たる度会山地は興味深い林道が多くて昔はよく行ってたんですよね。ただここ10年以上は行ったことがありません。片道2時間半はかかるので日帰りがなかなかしんどくなってきました。そこで熊野への旅行のついでに寄ってくることを思いつきました。

これまで全く知らなかった林道なんですが、3月にTwitterのフォロワーさんが行ってるのを見て無性に行きたくなりました(笑)。昔行った大紀南島林道からさらに上へ延びる林道ですごく展望が良さそうです。これをメインとして別の林道と組み合わせ、周回するルートを考案しました。例によって距離は短いけどがっつり登ります(笑)。

GPSログはこちら↓


家から2時間40分かけて道の駅 奥伊勢木つつ木館の向かい側にある旧滝原公園に到着。現在再開発中なのか公園は取り壊されてましたが駐車場は使えます。午前10時にスタートします。


ところどころ旧道も拾いながら国道42号を南へ進み、沼ヶ野交差点を左折して県道33号に入ります。


県道に入ってすぐの分岐をまた左に入ると、ここから注連小路林道が始まります。


分岐から1.5kmほど先にある注連小路の集落です。これより先に民家はありません。


林道は鬱蒼とした植林の中を進みます。堆積物がかなり多い感じですが、一応舗装路です。


支線林道もいくつかあって、これは湯谷林道です。


横を流れる注連小路川に沿って徐々に登っていきます。3分の2くらいまでは緩やかで全然大したことなかったんですが、最後の1.5kmくらいが激坂で最大15%ありました。ここはキツい! なお2024年版ツーリングマップルには「ダート2.4km」と書いてありますが、これは古いです。すでに全線舗装されています。


激坂をクリアしてやっと大紀南島林道に合流しました。ここでまだ標高300mです。この道は2005年に一度走ったことがあります。その時は南島町まで抜けられたのですが、今は通行止めになっているようです。


合流点から標高差100mを登ると紀勢南島トンネルに着きます。ここで標高400m。平成の大合併で紀勢町も南島町もなくなってしまい、名前が無意味になりましたね。もう一つ手前に大宮紀勢トンネルというのがあって、注連小路林道はちょうどその間に出てきます。両トンネルの間の登り返しを避けるために注連小路林道を通ったのでした(笑)。


紀勢南島トンネルを抜けてすぐ、林道の開通記念碑があります。そういえば昔これがあったのを思い出した。


その記念碑のすぐ先から右へ分岐する林道があります。大きく迂回してトンネルの上を越えて行きます。ここから標高差300mを駆け上がります。


この林道は大紀町木屋と南伊勢町村山を結ぶという意味で木屋村山林道と言うようです。


この道も例に及ばず急勾配で12~15%の激坂が続きます。特にこのヘアピンカーブ手前の直線部が死ぬほどキツかった(汗)。このカーブが最初に展望が開ける場所で、唯一休憩できるポイントです。


ヘアピンカーブのところからの展望です。三谷山と熊野灘が見えています。


さらに上がったところ。左に見えるガレ地は国見山の石灰鉱山ですね。


最高地点付近まで上がってきました。路面はかなり落石があるのでサイドカット注意です。


南島方面の岬がいくつか見えてますね。本当に展望の良い林道でなかなか進めません(笑)。


この辺が最高地点のようですね。標高700m。よく登ったもんだ。


やっと下りに変わりました。正面に見えるアンテナ群は浅間山です。アサマヤマかセンゲンサンかどっちだろう?


200mほど下って左に現れるこのグラベル林道は奥西河内林道のピークにつながっているようです。かなり荒れたグラベルですが、結果的にはこちらを通るのが正解だったみたいです。


その分岐のすぐ先から国見岩が見えます。ここは割と登山で来る人がいるようですね。


やたらときれいな舗装路を調子良く下っていきます。そもそも行けるかどうかは保証がなかったのですが、これはもう楽勝だろうとこの時は思ったのでした(笑)。


事前にGoogleマップの航空写真で道が確かにあるということは調べてありました。ただ右上に見える奥西河内林道に出る手前の部分は茶色で未舗装路のように見えます。


すると突然、未舗装路に変わりました。まあこれは想定済み(笑)。やや荒れたグラベルなので慎重に下っていきます。どうもこの林道は南島側から工事が進んでいて、この区間は最後まで未舗装で残っているようですね。


グラベルだけなら大したことはないと思ってたのに甘かった! 何と工事の真っ盛りでした。これも林道あるあるか? 上から来ると通行止めの看板なんて全くなかったのに何てこった。ここまで来るともう道が掘り返されていてとても走れる状態ではありません。工事の方が担いだら通れるよと言ってくれたので横を担いで通らせてもらいました。やっぱ調べずに来たらダメか?


最後は土に埋もれながらやっとのことで奥西河内林道に合流しました。あとちょっとのところだったのになぁ。この道も昔通ったことがありますよ。


奥西河内林道側の入口には工事の看板が立っていました。5月31日まで工事中のようです。ということは6月以降は普通に通れるということかな?


奥西河内林道を少し走り、見覚えのある交差点に出てきました。ここで県道46号に合流です。こちら側には通行止めの看板がありますね。反対側にも立てといてよ。最後の最後で通れないとかシャレにならんわ(笑)。


ああ、新緑がめっちゃきれいだなぁ!


永会地区を通過


そしてこの交差点を左折して県道38号に入ります。もう一つ峠を越えないと帰れないのです。


後ろに見えるのは七洞岳だな。


七保峠まで標高差150mくらいなんですが、これがダラダラと地味にしんどい登りです。だいぶ脚パンパンになってきました。どこが峠なのかはっきりしないですが、一応この辺がピークかなぁ?

あとは七保峠を下って15時前に滝原に帰還。40km足らずで獲得標高850mというなかなかのコスパでした(笑)。

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