蛇峠山って、どこじゃそれ?と言われそうですが、長野県の最南部・治部坂峠という場所の近くにあります。ちなみに「じゃとうげやま」と読みます。地形的には一応木曽山脈の南端に当たるのでしょうか? 標高は1664mあって、この辺では際立って高い山です。もともと自分も知らなかった山ですが、マニアックなガイドブックに載ってました(笑)。帰る日ですので、ここならちょこっと2時間ほどで往復できそうだなと思ったわけです。
登山コース図
ここへ登るのに最大の難関は登山口探しでした(笑)。R153からの入口がわからなくて別荘地に迷い込んでしまい、出られなくなりました(苦笑)。あれは本当に迷路です。これで20分以上ロスしました。結局、最初に入った場所が正しかったというオチ。(^^;
治部坂峠の観光センターを目標にすれば間違いありません。その駐車場の中から上っていきます。たしかトヨタの保養所みたいなのがあったと思います。あとは道なりに林道を進みますと上のゲートに出ます。これより先は一般車は入れません。偶然にも関係者の方が上がっていくところでした。ここは馬の背と呼ばれているようで、すでに標高1450mあります。ゲート前に5台分ほどの駐車スペースがありますので、そこに停めて出発。
林道に並行する形で登山道が付いています。自然林が多くて明るい感じの森です。
いったん林道に出て、またすぐに登山道に戻るのですが、もう一度林道に交差したときには次の入口がわからなかったため、そのまま林道を歩きました。このあたり無線中継のアンテナ塔が林立しています。
これはヒョウモンチョウでしょうか? ツマグロヒョウモンとは少し違うような・・。この山は蝶がすごく多いです。いろんな種類の蝶を見ました。
林道を最後まで上ると国土交通省のレーダー雨量観測所がありました。でもまだ頂上じゃない・・?
レーダー雨量観測所の裏手にヘリポートがあります。ここは戦国時代、武田信玄軍が狼煙台として使った場所と言われております。
狼煙台からはかなり展望が良く、北アルプスまで見えるらしいですが、この日は視界が悪くて中央アルプスもよく見えませんでした。
どうもあのアンテナ塔の建っているあたりが頂上らしいです。
狼煙台から笹の中を少しだけ下り、また上り返します。
するとわずかで蛇峠山の山頂に出ました。
山頂には鉄製の展望台が設置されていますが、ここに上っても木が多くて展望はイマイチです。さっきの狼煙台の方が良かったと思います。
帰りはまた同じ林道を下ります。おっ、アサギマダラを発見! 大きくて美しい蝶です。こんな場所で出会えるとは・・
これはオダマキの一種であることはわかるんですが、いろいろ亜種があるんでね・・(^^;
上りには見つけられなかった登山道の入口を見つけました。これで林道のカーブ部分をショートカット。
駐車場の前に小高い丘があって、そこに上ってみるとなかなか展望が良かったです。
往復1時間半ほどで、山頂付近まで林道が来ているのであまり登った満足感のない山でしたけど、花や蝶をたくさん見られたので良かったです。