新しい旅のスタイルを構想

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自転車自転車趣味

自転車旅行の定義はさまざまですが、少なくとも1泊以上するのが旅行の定義だとすると、最後に自転車旅行したのはたぶん2008年の四国ツーリングだったと思います。それから泊まりで行った記憶はありません。

最近は車中泊しながらあちこちを走り回ってますが、必ずその日のうちに車に戻ってくるので日帰りツーリングと何ら変わりません。これは結局自宅が移動したのと同じなので旅行とは言いがたいんですよね。自転車旅行ではなくて、「自転車付き旅行」と呼ぶのが正しいです。

自転車旅行をする上で最大の障害となるのは現地までの交通手段なんですよ。数日間、自転車で旅行するとなると車で行くわけにはいかないのです。その間どこに駐車するかという問題が生じます。まあ1泊くらいなら構わないのですが、公共の駐車場に何日も停めておくのは防犯上も倫理上も好ましいことではありません。放置車両と間違えられかねないですからね。

それで今までは仕方なく現地まで輪行して旅行をスタートしたのです。先の四国ツーリングの時ももちろん輪行でした。しかし前の記事でも書きましたように、地方から遠距離へ輪行するのはものすごく大変なので、もうあんなことは二度とやりたくないのです。それが嫌だから、長いこと自転車旅行というものは諦めていました。

やっぱり遠距離へ自転車を搬送するには車に限ります。しかし問題は車をどこへ駐車するか? まあ街中のコインパーキングなら24時間500円とか普通にあるので、そういう施設を利用すれば良さそうに思えますが、あれには落とし穴があって24時間を過ぎると時間単位でかかる場合が多く、うっかり何日も停めてしまうと青天井で恐ろしい金額を請求されることになります。

それが心配なので今まで仕方なく車中泊を繰り返していたわけですが、自分の調査不足で今まで知らなかったサービスがあるのを知りました。最近はスマホから駐車場を検索して事前予約できるアキッパなどのサービスがあるんですね。主にマンションなどの使われていない駐車場を日貸しするケースが多いですが、1日あたり数百円で何日でも停められて料金はクレジットカードで事前決済ですから安心です。調べてみると全国各地にたくさんありますね。何で今まで知らなかったんだろうと後悔しました。

これを知ってからは新しい旅のスタイルを構想しました。まず宿泊地を先に決めます。最低は1泊から、距離に応じて4泊くらいまで。目的地よりも泊まってみたい宿で決めるのがいいでしょう。そして最初の宿泊地まで自走で行ける範囲に駐車場を探して予約しておきます。あとは予約した宿を順に回って、帰りはできるだけ違う道を通るのが理想ですが、それが難しい場合は同じ道を往復でもいいでしょう。そして自走で駐車場まで帰ってくるのです。これは出発地点が移動しただけで、自宅から完全自走の自転車旅行と何ら変わりません。数日かければ貧脚でも200~300kmは走れるでしょう。

帰りだけ輪行を使うという手もあるのですが、そもそも鉄道がないとできないし、ローカル線は極端に本数が少ないのでなかなかうまく行かないですね。できるだけ自走で帰るのが理想です。まあトラブルに備えて輪行袋だけ持っておくくらいでいいでしょう。

この方法はフェリーを利用する場合にも使えます。大阪南港や和歌山港など、フェリー発着港にはたいてい専用の駐車場があるのですが、キャパが少ないのが問題で、万が一満車になったらそこで旅は終了になってしまいます。それが怖くて今までは港まで輪行していました。しかしこれがまた大変で、超混雑する大阪の地下鉄などに乗らなければなりません。フェリーに乗ってしまえば楽なのですが、そこへ行くまでが一番大変という何とも悩ましい状況になります。

しかし徒歩ではなく自転車だから別に少々離れていても構わないわけです。探してみれば港から数キロ以内に駐車場は見つかります。そこを確保しておいて港まで走ってフェリーに乗れば安心して旅に出発できます。何でこういうことを思いつかなかったんだ?

あと数日間旅行するとなると悩ましいのが天気ですね。春秋は5日に1回くらい雨が降るのが普通なので、どこかで雨に当たる可能性があります。しかし雨だけは絶対に避けたい。そんな時はヒマ人の特権を生かして絶対に雨が降らない日程を選んで行けばいいのです。今までもそうしてきましたから、自転車旅行で雨に降られたことは一度もありません。今はWindy.comという非常に精度の高い天気予報があるので一週間以内なら確実に当たります。僕はお金を払って有料会員になってますが、本当に良い情報は無料では得られません。気象庁のインチキ予報なんか信じてたら雨の憂き目に遭いますよ。

今年は家賃がなくなって余裕ができるので、自転車旅行に力を入れます。車中泊なんて貧乏くさいことはやめましょう(笑)。

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