三瓶山の次は山陽側に移動して、とびしま海道を走ってきました。昨年、大崎上島を走ったときに見えていたので気になっていたのですね。とびしま海道は本州側の川尻から続いていて全長40kmくらいあるのですが、走らない小径車ではとても無理。最初は上蒲刈島の恋ヶ浜海水浴場からスタートしようと思っていたのですが、それでも岡村島まで最短で20kmあり、岡村島と大崎下島の一周を加えると軽く50kmを超えてしまいます。橋のアップダウンがかなりあるので、走らない小径車では厳しいと判断し、豊浜大橋を渡ったところの大崎下島からスタートすることにしました。
走行ルートはこちらで↓
あらかじめGoogleマップで調べておいた豊浜大橋を渡ってすぐのところにある駐車場にデポしましたが、ここだと帰りに少し上らないといけないのが難点。
この橋は渡ってませんけど、豊浜大橋です。向こうは豊島。
セオリー通り、時計回りに進みます。とびしま海道は大崎下島の北側を通っていて、しまなみ海道と同じようにブルーラインが引かれています。日曜日なのでサイクリストも結構多いですが、みんなロード練習の人ばっかりで小径車でちんたらポタってる人なんて誰もいませんでした。(笑)
久比港を越えてすぐ大崎下島の東端に達し、平羅橋を渡って小さな島を二つまたぎます。
橋の上から大崎下島を望みます。
最後の岡村橋の中央で愛媛県に入ります。岡村島だけは愛媛県今治市に属しているんですね。
一周道路に出たところで岡村橋を振り返ります。
時計回りに岡村島を進み、一番北の端にあたる正月鼻からの風景です。向こうには昨年走った大崎上島が見えます。
岡村島の北側はかなり狭い道が多く、車もほとんど通りません。ほんとに時間が止まったように静かなところでした。
島をぐるっと回って岡村港に入りました。
フェリー乗り場はここです。とびしま海道はここで終点となります。
岡村の集落は狭い路地が入り組んでいて情緒があります。
島の南端を回り込んで大崎下島を望みます。とびしま海道が通っているのはこちら側になります。
岡村島を離れ、再び岡村橋を渡ります。
同じく中の瀬戸大橋を渡ります。
再び大崎下島に戻り、「ゆたか海の駅」で昼食休憩にします。ここにもやはりサイクルラックが用意されています。
今度は南回りで一周を始め、大長の港を通過します。
そして一番の観光スポットになっている御手洗(みたらい)の集落に入りました。ここには古い町並みが残っていて見応えがあります。
内部を見学できる「旧柴屋住宅」です。
白壁の家並みが印象的ですね。
こんなレトロな散髪屋さんも・・
これは江戸時代に建てられた灯籠だそうです。それにしてはずいぶん新しいような・・
御手洗を出発して、島の南岸を西へ進みます。ところが猛烈な向かい風! 何しろLGS-POPはママチャリポジションですから向かい風にはめっぽう弱いのです。全然進みません。小さな島なので大した距離ではないだろうと思ってましたけど、これが意外と長いのですね。行けども行けども同じような岬が現れて、いつまで経っても終わりません。写真を撮る気力もなく、ただ淡々とペダルを回します。
ずっと見えていた島がだんだん近づいて来ましたけど、あれは斎島(いつきじま)ですかね?
やっとの思いで島の西側に出ました。大浜というところに海水浴場があり、きれいな公園が整備されています。事前には見つけられなかったのですが、ここには広い駐車場とトイレもありますので、車をデポするならこっちの方が良かったと思いました。
昨年行き残していたとびしま海道を少しだけですが走れたので良かったと思っています。しまなみ海道と違って車も少ないので良いところですよ。しかし向かい風と暑さには参った! 距離を短縮して大正解でした(笑)。なお車で渡る人はあまりいないと思いますが、安芸灘大橋を現金払いで通過し、いずれかの島内で1000円以上使ったレシートを集めれば帰りの無料通行券をもらえますので一応覚えておきましょう。
走行距離:32.5km
平均速度:12.8km/h