長いGWが終わって待望の旅行シーズンです。5/11から久しぶりに四国へ行ってきました。今回はほとんど足を踏み入れたことのない香川県がメインの5泊6日の旅です。なぜかと言うと、関西からは淡路鳴門ルートがメインになるため、電車で行かない限り香川県は通過すらしないんですよね。だからまだまだ知らないところがいっぱいあります。
1日目は前から行ってみたかった大坂峠へ行ってきました。大坂峠は徳島県と香川県の境にあり、源平合戦ゆかりの地でもあります。地図で見るとぐねぐね具合が凄いんですよね。これは香川のラルプデュエズか?(笑)
GPSログ
レポート
スタート地点は車中泊した板野町歴史文化公園からです。今日は薄曇りですが、これも予想通り。雨の心配は全くないのでまあのんびり行きましょう。
県道1号を引田方面へ進んでいきます。2車線の広い道ですが、交通量はほとんどありません。最初はごく緩い上りが続きます。
JR高徳線の横を通って、この辺りから本格的に登り始めます。なぜかダンプが通ると思ったら、この先に砕石場がありました。
砕石場のすぐ先から道が狭くなり、峠道らしくなります。もはや交通量は皆無です。しかし昨日の雨で路面はハーフウェット。せっかく洗車したのに一発でドロドロになりました(涙)。
途中にあったY字路。右へ行ってもR11につながっているようです。
カーブを繰り返して標高を上げていき、大坂の集落を見下ろします。徳島県側で展望があるのはここだけかな。
登りの途中で「へんろ道」の道標がありました。ここは1番札所霊山寺にも近いので、遍路道になっていたんですね。
徳島県側は3~5%程度の緩勾配が続き、激坂は全くありません。初心者に優しい峠です。どうやら鳴門市の標識があるこの場所がピークのようですね。標高は265m。ややこしいんですが、ここは大坂峠ではないんです。代わりに「大坂越」と呼ばれているようです。
ピークからだいぶ下った気がしますが、徳島と香川の県境をまたぐこの場所が大坂峠と呼ばれているようです。しかし地形的には下りの途中で峠でも何でもないんですよね。標高は190mまで下げました。
大坂峠からさらに少し下った場所で展望が開け、引田方面の海岸線が一望できます。これは感動的な眺め。
こうやって見るとぐねぐねと道が続いているのがわかります。ヒルクライマーにはよだれが出る景色ですね(笑)。
さらに進むとぐねぐね地帯に突入。凄いヘアピンカーブが連続しますが、高度差は小さいのがわかります。それだけ勾配が緩いんです。
香川県側にも遍路道の分岐がありました。
下ってきた道を見上げるとうぉぉ~と声が出ます(笑)。逆から登るとしんどそう? しかし勾配はとても緩いので安心して下さい(笑)。
長い下りを楽しんだら、坂元でR11に合流しました。
R11を走って行くと、わずか1kmほどでまた徳島県に戻ります。大型トラックは通るけど交通量はそれほど多くない。
鳴門にかけてはアップダウンのない快適なシーサイドラインが続きます。
三津トンネルというちょっと長めのトンネルがあったので海岸沿いの旧道へ迂回しようと思ったんですが、通行止めになっていたのでそのままトンネルを通りました。幅広の歩道があって安心できます。
折野の集落で県道41号が分岐します。卯辰越でもう一度山を越えて帰ります。本来はこの場所が入口ですが、激坂が見えたのでパスしてもうちょっと先へ迂回します(笑)。
郵便局のある場所から県道41号へショートカットしました。激坂を登るのとどっちが早いかはわかりません(笑)。
これで県道41号に入りました。最初は登りかわからないくらいのごく緩い上りが続きます。
この分岐のあたりから登りらしくなってきます。県道1号に比べると車通りは結構ありますね。道幅も1.5車線程度はあるのでこちらがメインルートになっているようです。
大坂峠に比べるとこちらの方が勾配はきつく、最大10%程度はありました。標高は低いのに結構しんどかった(笑)。ここが卯辰越のピークです。標高は235m。
卯辰越を下って大麻町にある道の駅 第九の里に着きました。ここでお昼休憩。
道の駅に併設されている鳴門市ドイツ館。ドイツとの友好を記念して建てられたものです。1Fは無料で見学できます。
鳴門市とドイツとの縁は第1次世界大戦中にドイツ人俘虜収容所があったことに始まります。敵国ながら捕虜を人道的に扱ったことから住民との交流が生まれ、音楽活動も盛んに行われていました。そして1918年に日本で初めて「第九交響曲」が全楽章演奏されることにつながりました。
道の駅の上にある広場にはベートーヴェン像があります。ちょっと小太りな気がするんですが(笑)。
道の駅からは旧撫養街道でスタート地点へ戻ります。沿道には2番札所極楽寺と3番札所金泉寺があります。昔、自転車遍路をやっていた時を思い出しました。まだ結願してないんですけどね(汗)。
コメント