今夏にSPDサンダルを買い替えたばかりですけど、普通のSPDシューズもついに買い替えることにしました。今まで使ってたのは8000円くらいで買ったSanticの安いやつですけど、ソールがだいぶ減ってきて一部なくなりかけてます。落車の影響で爪先が削れて穴が開きそうになってるし、そろそろ限界かなと思いました。
これの致命的な問題は非常に滑りやすいということです。サイクリングシューズによくあるようにソールの接地面積が極めて狭く、石段などを歩くと簡単に滑るんですよね。これで何度も怖い思いをしました。自転車でコケるのはまだしも、歩いてコケるのは嫌なのでこれはあかんと思いました。
調べてみると2020年購入だったのでまだ5年しか経ってませんが、意外と寿命は短かったですね。やっぱり値段なりか? まあお金には代えられないのでこの際買い替えちゃいます。
モンベル 「クロスバイカー」

今回購入したのはモンベルのクロスバイカーというモデルです。モンベルがSPDシューズを出しているのは最近知ったことですが、これが良さそうだと前から目を付けていました。アマゾンでは売ってないのでモンベルのリンクを張っておきます。

価格は税込定価17,380円です。ポイントがあったので1000円引きで16,380円で買いました。少々お値段張りますが、一度買ったら10年は使うので実質無料です(笑)。
カラー展開はダークグレー1色なので、派手なのが好きな人にはちょっと残念かもしれません(笑)。
買った理由
このシューズの特徴をひと言でいうと、「歩行性に特化している」ということです。

アウトソールは定評のあるヴィブラムを採用し、滑り止めのブロックパターンがたくさん付いています。接地面積は可能な限り広く取られています。

側面。ミッドソールはTPU素材でかなり厚めです。

アッパーは全面スエード生地で通気性はありません。タンの部分に一部メッシュ素材が使われていますが、裏地があるので透けて見えることはありません。通気性はほぼないに等しいです。サイズは26.0cmですが、欧州サイズで41の表記があります。

シューレースは普通の靴紐です。最近流行りのBOAはどうか知りませんが、個人的には普通の紐が一番使いやすいと思います。劣化したら交換も簡単にできるので結果的に寿命が長くなります。なお、もう少しお値段張りますがBOAタイプも併売されています。特筆すべきは紐の先端を挟めるようにバンドが付いています。紐がチェーンに巻き込まれると危険なので、これは大事なポイントですね。
サイズ感
靴を通販で買うのは怖いので、実店舗で試し履きしてから買いました。西日本最大級のモンベル奈良店が近いので助かる(笑)。
普段の靴のサイズは25.5cmなので、25.5cmと26.0cmを両方履き比べてみました。すると25.5cmでは横幅と甲が少しきつい感じがしました。26.0cmでは横幅と甲はピッタリですが、かかとが少し余る感じがしました。
しかし冬場に厚手の靴下を履いたりするとさらにきつくなることが予想されるため、これは26.0cmにした方が無難と判断しました。今までSPDシューズはいつも欧州サイズの41を買っているので、これでいけると思います。実際には25.8cmくらいの微妙なサイズなんですよね。
サイクリングシューズは一般的に細身に作られているので、幅広や甲高の方は1サイズ大きめを選んだ方が無難だと思います。
使用感
フィット感はサイズが少し大きいことから緩めだったので、紐はなるべくきつめに締めた方がいいですね。
クリートのナット穴は2ヶ所にあります。固定位置は前後1.5cmくらい可動するので、調整範囲は広いです。とりあえず真ん中あたりに設定しています。
ソールは固くてほとんど曲がりません。ペダリング効率を落とさないためサイクリング用としては合格ですね。
新品のうちだけかもしれませんが、アスファルトの上を歩いてもカチカチ鳴りませんでした。少し山を歩きましたけど、普通に歩けますね。滑ったりすることもなく、歩行性能は問題ないと思います。
通気性はほとんどなく、風は通りませんでした。これはデメリットではなくメリットと捉えています。普通のSPDシューズは通気性が良すぎて冬場はシューズカバーなしでは使えないからです。夏場は蒸れると思われるでしょうけど、SPDサンダルしか使わないので要らないのです(笑)。
対抗馬はシマノ SH-EX500
これを買う前に比較したのはシマノのSPDシューズでした。同一価格帯ではSH-EX500というモデルが対抗馬になると思います。
このモデルもコンセプトはよく似ていて、歩行性を重視した広い接地面積とブロックパターンが特徴です。そのため結構迷うと思います。
主な違いは靴紐が引っ張って留め具で締める方式なのとベルクロ併用、そしてアッパーが全面メッシュ素材であることです。これはもう好みの問題になると思いますが、個人的には普通の靴紐が好きなのと、全面メッシュだと通気性が良すぎて冬は使えないから却下しました。シューズカバーの煩わしさは嫌と言うほど知ってますので、冬場はフラペに頼らざるを得ません。
こんな人におすすめ
SPD-SLではなくSPDシューズを選ぶ時点である程度歩くことを想定していると思いますが、同じSPDシューズでも歩行性にはかなりバラツキがあります。ごく短距離しか歩かないなら別に何でもいいですが、自転車から離れて観光したりハイキングしたりするには歩行性に優れたモデルでないと効率が悪いし危険でもあります。
このシューズを実際に使ってみて山は十分歩けると確信しましたので、トレイルライドやライド&ハイクを楽しみたい人には最適だと思います。それ以外にも写真撮影や輪行をよくする人にも活躍するシーンは多いでしょう。
あと比較的通気性が低いため、秋から冬にかけての寒い時期でもシューズカバーなしで使える期間は長いと思います。夏用のシューズと使い分けるなら2足目のシューズとしてもありだと思います。











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