脇町うだつの町並みと阿波の土柱ライド

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ライド記録自転車

4日目は徳島県に移動しまして吉野川沿いで車中泊しました。3日連続で走って脚がパンパンになってきたのでいい加減に休ませてくれと思ってるんですが、天気が許してくれません。本当なら今日は曇りのはずだったのにまた晴れてますやんか。これは今日も走れということか?

しかし行くところがない。徳島の吉野川沿いって南北に険しい山脈があって、獲得標高も凄いことになるので軽い気分で峠には行けないんですよね。目的もなくちょろっと走る程度では全く満足感のないライドになるでしょう。

そこで思いついたのが川沿いに走るということ。吉野川流域ってちょうど和歌山の紀ノ川流域と雰囲気が似ているんですよね。地質学的にも同じ中央構造線の上にありますから当然です。これなら登りはほとんどないのである程度距離も稼げます。またデポ地まで移動したりするのは面倒なので、今いる場所からスタートすることを考えます。そこで思いついたのは脇町のうだつの町並みと阿波土柱まで行くことです。距離は約23km、ほぼ往復コースになりますが50km以内には収まりそうです。

GPSログ

レポート


スタートは車中泊した美馬リバーサイドパークから。めちゃくちゃ広くて良い場所でした。


スタート地点から堤防上の道を東向きに走ります。昨日の夜の時点では3日連続ライドで脚が重かったんですが、一夜明けて嘘のように脚が軽くなりました。めちゃくちゃ脚が回る(笑)。サイクルツーリストが口を揃えて言うように、3日目に疲労のピークが来るんです。しかしそれを乗り越えれば4日目からは体が慣れて無限に走り続けられるようになる。これ本当です。ぜひお試し下さい(笑)。


吉野川沿いに走ります。やっぱり風景が紀ノ川に似てますね。


少々道の悪い堤防上を走っていた時のことです。振動で激しく揺れたかと思えばサイコンが傾き始め、まもなく脱落。停まって見るとGarminのマウントが割れていました。こんなことは初めてですが、樹脂製は経年劣化で必ずこうなりますね。ストラップのおかげで落下は免れました。これはGarminマウントの弱点ですので、ストラップは必ず付けましょう。特にハイエンドを使っている人は絶対ですよ。マウントも定期的に交換した方がいいですね。


気を取り直して堤防上をさらに東へ進みます。田んぼの水鏡が美しい季節になりましたなぁ。向こうの山は讃岐山脈、そんなに高く見えませんけど標高1000m以上あります。


脇町川原町で旧道らしき道に合流します。あとはこの道をまっすぐ行けば自然にうだつの町並みへ行けます。


脇町うだつの町並みに着きました。ここまで16kmくらいかな。すぐ裏に道の駅があって、昔見に来たことはあります。うだつというのは延焼を防ぐために張り出した壁のことで、それなりにお金がかかることから転じて出世できないことを「うだつが上がらない」と呼ぶようになりました。


2階部分にある張り出しが「うだつ」ですね。これだけ立派なのは他でもなかなかお目にかかれません。


さて次は最終目的地の土柱へ向かいます。県道12号の曽江谷橋を渡って阿波町北岡から県道139号に入ります。そしてあと1kmの地点で左折して県道138号に入ります。ここからが最後の登り。


高速をまたぐところが一番きつくてヘロヘロになりました(写真は帰りに撮影)。勾配は10%くらいしか出てないけど本当かなぁ? もっときつい気がするぞ。


高速を越えてやっと土柱の入口に到着。ここに自転車を置いて少々歩きます。実は大昔に一度来たことがあるんですけど、その時は鉄道とバスでした。よく来れたもんだと思いますが、今なら絶対無理でしょうね。もう40年近く前の話です。


土柱の案内板。


土柱の展望台は3ヶ所あり、これは真ん中の展望台からです。こういうのも時間とともに風化するんでしょうね。何となく前来た時よりしょぼくなった気がします。


これは下の展望台から。


これは上の展望台からです。眺めとしてはここが一番いいのかな? しかしあまり人も来ないし、寂れた観光地のイメージはありますね。


帰りはほぼ同じ道を引き返しますが、脇町付近は県道12号のバイパスを通り、道の駅に寄りました。ちょっとした庭園が作られています。ここから歩いてうだつの町並みへ行くこともできます。


行きにも通りましたが、ちょっと気になったので撮影。何だこれは? こんなの聞いたこともないぞ。調べてみると日帝工業は名古屋の会社で昭和30年代に自転車を製造していたようです。激レアだ(笑)。

というわけで4日連続で香川と徳島を走りまくりました。

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