昨日、一昨日と走るのに忙しく、今日やっとコンパクトドライブ化に着手することができた。まず105のクランクを取り外す。事前にロードバイクメンテナンスBOOKで勉強しておいた。かなり力が要ったが、割と簡単に外れた。
そして新しいクランクを取り付ける。フィキシングボルトを締め付けるだけだから簡単だが、緩んではいけないので目一杯締め込んでおく。手が痛くてこれ以上は締められない。これで本当にいいのだろうか?
そして次はチェーンを交換する。これは一度やったことがあるので心配はないが、以前切るところを間違えてチェーンがつながらなくなる失敗をやってしまったので、今回は慎重に確認する。
ギアをアウタートップに入れた状態でディレーラーがだいたい垂直になるように調節する。今度はチェーンのアウターとインナーを間違えないように・・。無事接続を終えることができた。
あとはフロントディレーラーの位置調整だ。インナーに入れた状態でプレートとアウターギアの歯先が1.5mm程度になるように、そしてプレートとギアが平行になるように調整する。
しかしこの平行出しというのがかなり微妙なのだ。チリチリ音を解消するために何度もやり直すことになった。
あとディレーラーの位置を下げた分ワイヤーがたるんだので、ワイヤーを張り直して完了。
一応変速してみてアウター~インナーが切り替わることを確認。リアも一応問題ないようだ。
しかし、ある特定の組み合わせでチリチリ音が気になる。可動範囲調整ボルトを動かして微調整してみる。一応すべての組み合わせでチリチリ音は消えたようだ。
はやる気持ちを抑えて試走してみる。一応変速はするようだ。しかし、アウタートップに入れるとチリチリ音がするではないか。スタンドに立てた状態では問題なかったのに、負荷がかかると音鳴りが出るのはよくあることだ。
アウター側がやや内側に寄っているようなので、調整ボルトをゆるめてみる。しかし音鳴りはどうにも止まらない。どうやらワイヤーのテンションが緩すぎてしっかり引っ張れていないことが原因のようだ。
今度はワイヤーを強く張ってみたら、アウター側での音鳴りは止まったが、インナー側が思いっきりガチャガチャ言うではないか。しかもシフターを強く動かしたらクランク側にチェーンが外れてしまった。
あちらを立てればこちらが立たず・・。今度はテンションが強すぎてインナー側に引き切れていないようだ。それでもう一度テンションを微妙にゆるめてみる。今度はアウターもインナーも問題ないようだ。やれやれ、やっと完成した。
ディレーラーの取り付け角度や可動範囲調整はもちろんのこと、ワイヤーのテンションが大きな影響を与えることを学習した。これでだいぶディレーラー調整のコツがわかった。
少しばかり試乗してみたところ、以前より明らかに走行音が静かになった。気になるチリチリ音がほとんどしない。クランクとチェーンが新品になっただけで新車に生まれ変わったようで気持ちいい。
これでまた走るのが楽しみになった。