佐木島と因島水軍スカイライン

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ライド記録自転車

昨年に引き続き、しまなみ海道に行ってきました。今回の第一の目的は未踏の佐木島に上陸すること。これまでしまなみの島のほとんどに上陸しましたが、佐木島だけが最後に残っていました。

佐木島は生口島の北、因島の西にある一周12kmほどの小さめの島です。生口島の沢港からフェリーが出ていて比較的便数は多いのですが、一周して次の便で生口島に戻ってきてもまだ午前中なので、その後行くところに困ってしまうんですよね。

少し調べてみると、佐木島と因島を結ぶ高速船も出ていて、こちらも自転車は積載可能のようです。行きと帰りで港が違うので完全一周にはならないのですが、因島の重井港へ直接渡ることができるので、かなりのショートカットになります。その後、因島の東海岸を回ってくればそこそこ面白いコースになるのでは思い、このプランを採用しました。

GPSログ

レポート

昨年と同じく、生口島の瀬戸田町にある「サイクルゲストハウス汐風」に3連泊して、宿を起点にサイクリングしました。車も置いておけるのでとても便利です。


宿を出て、まず沢港へ向かいます。8:50発のフェリーに乗船します。


せとうちサイクルーズPASSがあれば自転車無料になるんですが、沢港ではもらえないみたいなので自転車の分も払いましたよ。まあ海運業は経営苦しいんで、そのくらい応援しときましょう。


乗船時間14分で佐木島の向田港に到着します。わずかな時間とはいえ、船旅はいいもんです。これで佐木島に初上陸。ごく小さな島を除いて、しまなみのすべての島に上陸を果たしました。


向田港から島の西岸に沿って北上します。向こうに見えるのは高根島のようですね。


ずっと平坦で走りやすい道が続きます。


比較的長い砂浜が続いています。


小さな岬を越えると弓なりの砂浜。


神社を通り過ぎたところで道が二手に分かれます。右が県道で、山を越えて直接佐木港へショートカットします。ここは左の細い道へ入って海岸沿いに進みます。


この道は海岸沿いによくある管理道路っぽい感じですね。


島の北端へ回り込むと向かいにある小佐木島が見えます。あそこも一応人が住んでるんですよね。


向かいには本土の糸崎あたりの国道2号バイパスが見えます。この辺が佐木島で一番景色の良いところでしょうね。


北端にある海水浴場。


向こうに見える丸くて小さな島は宿祢島(すくねじま)と言うようです。ここを過ぎればすぐ佐木港に到着します。


10:37の高速船に乗る予定なので、あと45分ほど時間があります。いったん佐木港を通り過ぎて、島の東岸を南下します。こちら側は2車線の広い道で、島のメインルートのようです。向こうには因島が見えます。


港から2.5kmほどの道のりを須ノ上の集落まで南下し、集落内を周回してまた引き返します。これで3分の2周くらいはできた感じになります。これより先はあまり面白そうな道ではないので、あえて行かなくてもいいでしょう。


須波の集落まで戻り、時間のある限り集落内を回ります。観光的なものは何もないですが、こういう何でもない風景がいいんですよ。橋でつながってない離島だから車もほとんど通らず、本当に静か。離島独特のこの雰囲気が好きなんだよな。


そろそろ時間なので佐木港へ戻ります。1時間半ほどの滞在時間でしたが、十分に回れる時間はありました。


寄るのを忘れてたんですが、岬の上に見える白い建物が佐木島灯台です。


佐木港から因島の重井港までは運賃360円、自転車300円です。もともとせとうちサイクルーズPASSは使えないようです。


高速船は自転車を固定する場所がないので、手で支えながら立ってます。わずか6分の乗船時間なので客室に入るまでもない。


重井港に到着しました。これより因島の北端を回り込んでいきます。重井港より北側はとても田舎なので、交通量も少なくて快適です。


因島アメニティ公園というところにちょっと寄りました。


アメニティ公園からちょっと行くと、因島大橋を望む高台の上に有名な「はっさく屋」があります。実は因島に何度か来ていながら、まだ一度も行ったことがなかったのです。こんな場所にあるのも知らなかった(笑)。


しまなみといえば必ず出てくるほど「はっさく大福」が有名ですね。一度は味わってみなければと思い、立ち寄ってみました。すぐ売り切れて買えないことも多いそうですが、今日は豊富に在庫がありましたよ。平日の特権ですな。ここはレストハウスになっていて、自由に休憩ができて無料のインスタントコーヒーも提供されています。はっさくは今が出始めで、少し酸味が強いそうです。大福にははっさくが丸ごと入っていて、甘さ控えめの白あんとはっさくの酸味が絶妙な絡み合いですね。これは確かに人気があるのも頷けます。


はっさく屋から因島大橋の下をくぐって海岸沿いの道を進みます。


この看板のところでR317から分かれ、外浦町の湾を回り込んでいきます。


再び海岸に出ると、因島大橋を真横から見られるスポットがあります。


ここからアップダウンが3回あります。最初は35mほどのピーク。なかなか眺めは良い。向こうに見えるのは田島・横島と百島かな。


鏡浦の集落でいったん海岸まで下ろされます。向こうの尖った山は向島の高見山ですね。あれに登るのはキツそうだ(笑)。


鏡浦から45mほどのピークを越えて、椋浦でまた海岸まで下ろされます。ここから3回目のピークが一番キツいのです。


向こうに見えのは地蔵鼻と弓削島ですよね。


やっと椋浦休憩所まで来ましたが、ここはまだピークではないのです。


最高120m付近まで登りました。実は9年前にも来たことあるんですが、その時は走らない折り畳み自転車でよく登ったもんだと思います。ロードでも結構キツかったですよ(笑)。


最後のピークを越えて下っていくと、三庄町の集落を見下ろせます。


三庄町に入って、この神社のところを左折し、地蔵鼻へ向かいます。9年前はここへ寄らずにショートカットしたのでした。


分岐から地蔵鼻まで2kmほどですが、結構アップダウンがあります。なかなか景色は良い。


突端の地蔵鼻まで来ましたが、ここから海岸へ降りて歩いて行かなければなりません。


急な坂を降りた後はこんな感じの遊歩道が続いています。


終点まで行くと荒々しい岩肌が続いています。


この丸い岩に「鼻の地蔵さん」が彫られているそうなのですが、海側に向かっているため、こちら側から見ることはできません。干潮時でないと向こう側へ回り込めないのです。うーん、残念。


気を取り直して自転車まで戻り、今度は岬南側の道を走っていきます。この道は軽自動車以外、通行不能とされています。最高66mまで登らされ、最大14%の激坂がありました。いつも激坂ばっかり登っていると、それでも普通と思ってしまう自分が怖い(笑)。


その激坂を越えて下ると、ちょっと味のあるトンネルを抜けて県道に復帰します。


因島の南部は都会なので、ちょっと車が多いんですよね。最も賑やかな土生の町を抜けて生口橋を目指します。昨年は入口を見落として通り過ぎてしまったので、今度はちゃんと気づきましたよ(笑)。


何度も渡った気がする生口橋を渡ります。後半はドン曇りになってしまって残念だなぁ。


さてもうちょっとで宿ですが、その前に定番のドルチェに寄っていきましょう。ここはいつもサイクリストで賑わってますな。


昨年は瀬戸田レモンだったので、今日はデコみかんのジェラートを頂きました。甘酸っぱくてうまい!

この後、わずかな距離で16時に宿到着です。車中泊だとこれから温泉だ、移動だとめんどくさいのですが、帰るところがあるとめちゃくちゃ楽。やっぱり連泊は最高ですな。

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コメント

  1. タケヘイ より:

    4年前に折り畳みチャリでしまなみ行きましたけど
    楽しかったので、記事を読んでいて
    また行きたくなりました。
    ドルチェ、美味しかったな
    ゲストハウス拠点にあちこち
    巡るのも楽しそうです。

  2. SORA より:

    折り畳みではなかなかしんどいですね。
    しまなみはゲストハウスがたくさんあるので、お気に入りの宿を見つけたら楽しいですよ。