22日は帰る日のためあまりロングは行けませんが、帰り道の30km程度で何か良いコースはないかと探していたところ、前から行ってみたいと思っていた県道218号線(平瀬上三栖線)というのを思いつきました。この道は田辺市と旧中辺路町を結び、途中に射森峠という山越えがあります。熊野古道・中辺路は上富田町付近で2ルートに分かれており、そのうち水呑峠・潮見峠を越える北ルートと一部が重複します。2万5千分の1地形図では黒線道で描かれているため、かなりマニアックと思われます(笑)。R311と合わせた周回コースをRide with GPSで引いてみるとちょうど30km。長いこと通行止になっていて行けなかったのですが、すでに解除されていることも確認。これは行くしかない(笑)。
走行ログはこちら。
田辺市鮎川地区にある鮎川若者広場から8:50スタートしました。富田川の左岸をしばらく走った後、市ノ瀬橋を渡ってR311を走り、トンネルを抜けて右折、県道35号線に入ります。さらにもう一つトンネルを抜けて県道216号線へと乗り換えます。
「桜と花もも通り」の看板がある場所を右折し、県道218号線に入ります。
住宅地を抜けるといよいよ山道に入ります。この辺りはまだ勾配も緩やか。
道は大きく折り返して登っていきます。こういう感じの道好きだなぁ。
少し高度が上がると美しい里山の風景が広がります。
そして長尾地区に入ると熊野古道が県道と重複します。長尾坂と呼ばれる重複区間は1キロに満たないくらいですが、この間は10%程度の激坂が続きキツイ!
長尾の集落を過ぎると勾配も幾分緩やかになり、山腹を回り込むようにして上野地区に入ります。
上野あたりでは展望が開け、白浜方面の海が見えます。
そのまま道なりに行くと県道205号となって上富田へ下ってしまいますので要注意。ここは見落としやすいですが、「上野多目的集会所」のある三差路を左へ入ると県道218号、射森峠への道となります。
左折するといきなり道幅が狭くなって、こんな看板が現れます。なんか非常にわかりにくい表現ですが、要するに軽自動車以下は通れるってことですね。
そして射森峠へはわずかな距離で着きます。標高は410m程度。鬱蒼とした雰囲気の切り通しの峠ですね。
射森峠からちょっと下ったところにこんな石碑があって、お地蔵様が祭られていました。全然知りませんでしたが、ここって古戦場だったんですね。秀吉の紀州攻めの時らしいです。
西谷への下りはかなり長く、しかも道が荒れてます。手の痺れに耐えながらゆっくり下るしかありません。
西谷の谷を回り込んだところで突然2車線の立派な道に変わりました。あまりの落差に笑っちゃいそうです(笑)。そこからは西谷の集落を見下ろせます。この先は西谷口までめちゃくちゃ快適な下りなんですが、急勾配で逆に登るのは嫌ですね。これはやっぱり逆回りにしなくて良かったと思いました。
西谷口で富田川に突き当たり、国道には出ないで右岸の道を進みます。途中に吊り橋がありますが、それも渡らずにまっすぐ行けば自然にR311と合流します。
R311に合流するとすぐ「道の駅ふるさとセンター大塔」があります。ここは駐車場が狭く、車中泊には向きませんね。そのままR311を進み、鮎川新橋を渡って12時ちょっと前、スタート地点に戻りました。今日は何とかグロスアベレージ10km/hをキープしました(笑)。