自転車は乗ってるんですが、ツーリングレポート廃止したのでネタがございません。最近ブツも逝ってないのでほんとにネタがないんですよね。というわけで無理やりネタを作ってみました(笑)。
自転車にもいろいろな沼がありますが、自分の場合、明らかに「バッグ沼」にはまってるんですよね(笑)。これまでいろんなバッグを買っては取っ替え引っ替えしてきました。そのどれもがピッタリ来なくて未だに沼をさまよい続けています(爆)。どれも良い線は行っているのですが、最後の最後で気に入らなくてやめちゃいます。最近は乗るたびにバッグが変わってたりして、もうカオスな状態になってます。結局、ロードバイクにピッタリなバッグというものは存在しないのでしょうか?
ここではこれまでに試したバッグの長所と短所、そして理想的なスタイルについて語ってみたいと思います。
大型サドルバッグとトップチューブバッグ
ロード乗りの間では最もポピュラーなオルトリーブのサドルバッグLですが、調べてみると買ったのは2009年だったみたいです。ということはもう10年以上使ってるんですね。後から他のバッグも試してみましたが、結局これが一番使いやすくて最も使用頻度が高かったんですよね。
長所
大容量であることに尽きます。これだけあればパンク修理道具はもちろん、食料(おにぎりなどのちゃんとした物)、財布、ワイヤー錠などライドに必要な物は全て詰め込めます。ただしカメラはすぐに取り出せないと困るので、トップチューブバッグと併用します。
着脱がワンタッチなので、自転車から離れるときも簡単に取り外しができて便利です。
でかいのである程度泥除けの役割を果たします。
短所
サドルは自転車で最も高い位置にあるので、ここに重い物を入れると重心が高くなり不安定になります。ダンシングしたときなど揺れが気になりますね。
当たり前ですが、荷物を取り出すには自転車を降りる必要がありますし、蓋がクルクル巻いて閉じる方式なので開閉が結構面倒です。
後ろに長く出っ張るので、自転車に跨がるとき足に当たったりして邪魔です。
これを付けるためにサドルポジションが制約されます。本末転倒。
中身が少ないと荷物が暴れてグチャグチャになります。補給食はよく粉々になります。
中身が落ちるようなことは一度もありませんが、後ろが見えないので財布など貴重品を入れるには不安が残ります。
バッグの存在感が大きすぎて写真映りが最悪です。最近これをすごく気にするようになりました。
フロントバッグと小型サドルバッグ
自転車のバッグの中で王道はやっぱりフロントバッグでしょう。何と言ってもアクセスのしやすさは抜群です。長いことモンベルのドラム型フロントバッグを使っていたのですが、昨年の暮れにAmazonで中華のフロントバッグを買ってみました。これがなかなか使い勝手が良いのです。
長所
容量が大きいので全ての荷物をまとめて入れることができ、見た目がスッキリします。ただしパンク修理道具のように滅多に使わない物は小型サドルバッグに分散します。
アクセスが良いのでカメラやスマホのようにすぐ取り出したいものを入れるには最適です。
常に視界に入る位置にあるので、貴重品を入れるのも安心です。
短所
ハンドル周りに重い物を入れると重心が高くなり、不安定になるだけでなく、ハンドル操作も重くなります。
ハンドル周りが窮屈になり、フラット部が握りにくくなります。
ストラップで引っかけるだけのタイプは揺れが気になります。
このバッグに限ってですが、蓋の開け閉めがかなり面倒です。
空気抵抗が大きくなります。空力的には最悪。
見た目はそれほど悪くありませんが、やっぱりハンドル周りがゴテゴテしているとロードバイクの美観が壊れます。
フレームバッグとトップチューブバッグと小型サドルバッグ
これは昨年から初めて試してみた新しいタイプのバッグです。ロードバイクのデッドスペースとも言うべき前三角内にピッタリ収まります。単独で使うのではなく、荷物の性質に合わせて3つに分散します。メインのフレームバッグには補給食と財布、スマホを入れ、トップチューブバッグにカメラ、小型サドルバッグにはパンク修理道具を入れます。
長所
容量がかなり大きく、補給食だけでなくおにぎりやパンなども十分入ります。
サドルバッグよりアクセスがしやすいので、スマホや財布などすぐ取り出したい物を入れるにも便利です。
3点で固定されるため非常に安定しており、グラグラ揺れたり足に当たることが一切ありません。
低い場所にあるため重心が下がり、さらに安定感が増します。
短所
ボトルケージが一つ潰れます。ボトルの出し入れも若干しにくくなります。
三角形なので入れ方を工夫しないとあまり入りません。
写真映りが最悪です。トップチューブバッグまで付けるとゴテゴテ感満載(笑)。
結局、一番良いのはどれだ?
大まかに分けて、大型サドルバッグ、フロントバッグ、フレームバッグを試してきましたが、どれも一長一短あってこれだというのは今のところありません。だから今でも取っ替え引っ替えしてさまよっているのです(笑)。
ただ使い勝手から言いますと、一番良いのはフレームバッグだと思いました。なぜなら比較的容量が大きい上にアクセスがしやすいからです。これ一つでほとんどの荷物が入ります。しかもフレームの下に完全に収まるため、一切邪魔になることがないのが素晴らしい美点です。個人的にフロントバッグは操作性が犠牲になるのでないなと思いました。
しかしフレームバッグは見た目が最悪なんですよね。ロードバイクのシルエットを完膚なきまでに破壊します(笑)。以前なら見た目なんてあまり気にしなかったのですが、最近はSNSに写真をアップするのが当たり前になり、SNS映えを気にするようになりました(笑)。カッコ悪いロードバイクは見せたくないんです(爆)。
見た目さえ気にしなければフレームバッグで決まりなんですけどね、やっぱりそこまで割り切れないんだよなぁ・・(^_^;
ロードバイクにバッグを付けるのは美しくない
何だかんだ言ってロードバイクにバッグをゴテゴテ付けるのは美しくないに決まってるんですよね。理想を言えば何も付けないのがベスト、付けたとしても小さなサドルバッグ1個にとどめるべきでしょう。そうは言っても自分の場合、練習ではなくツーリングなので、食料やカメラなどどうしても荷物が多くなってしまいます。これが根本的な矛盾。
そこで昔はどうやっていたのか気になって、古い写真を探してみました。
これは2007年、パナモリに乗っていた頃の写真です(今から見るとクロモリホリゾンタルはかっこええな笑)。こうやって見ますと小さなサドルバッグ1個しか付いてないですね。やっぱり余計な物を付けてないと美しい!
当時ももちろんカメラは持ってましたが、この手のウエストバッグに入れていたみたいです。コンデジならサイドポケットに入るのですぐに取り出せました。またおにぎりなどの食料もこの中に入れてました。
一眼レフを持って行くにはこれでは入らないのでバックパックを背負う必要がありますが、さすがに暑いです。ですから一眼レフを持つときはでかいフロントバッグの付いたMR-4Fに乗ってたんですね。そのおかげでロードバイクはあまり乗らなくなっちゃったんですよね。
ウエストバッグは背中の蒸れはないんですが、意外と腰に来るんですよね。特にカメラのような重い物を入れるとダメです。一度MR-4Fで体に何も付けない快適さを味わってしまったので、だんだんウエストバッグも使わなくなっていったんですね。それでロードバイクにバッグを付ける方向に変わっていき、バッグ沼が始まったというのが真相のようです(笑)。
ただSNS映えを意識しますとロードバイクにはできるだけ何も付けない方が美しいので、原点に返ってウエストバッグの使用も考えてみた方が良いのでは?と思っています。要は重い物を入れるからダメなのであって、カメラはトップチューブバッグに入れ、ウエストバッグには財布、スマホ、補給食(カロリーメイトのような軽い物)くらいにすればそんなに苦にはならないと思います。ウエストバッグを使用する利点としては、財布やスマホのような貴重品をいつも持ち歩けるので自転車から離れる際に外す必要がないということです。これはこれで便利。
というわけで、今年は原点回帰でウエストバッグに戻すかなぁ?(笑)