実走日:1994年6月5日(日)
コース:潮岬~串本
今日は昨日までと違って雲が多い。午前8時50分にみさきロッジYHを出発する。まずは本州最南端潮岬灯台に行ってみる。YHから灯台まではほんの1分少々だ。観覧料100円を払って中に入る。管理人のお姉さんに「自転車で大変ね~」と言われてしまった。まだ朝早いので観光客はほとんどいなくて静かである。螺旋階段を登り、さらに狭い急な階段を登って灯台の上へ。回廊はとても狭くて人がすれ違えないほどだ。南側は果てしなく広がる太平洋、そして北から西にかけては遥か周参見まで続く枯木灘を一望のもとに望める360度の大パノラマが楽しめる。
灯台を後にし、潮岬周遊路を行く。この道はやはりアップダウンが多い。5分ばかり走ると広い駐車場があり、ここから断崖の上に立つ潮岬灯台がよく見える。この先もだらだらと上りが続く。なぜか道路にニワトリが飛び出してきて驚く。左側の展望がよく、串本の町までわずか数kmだが結構遠くに見える。道がやっと下りになるともう串本までは一気のダウンヒルだ。途中の高台に休憩所があり、見晴らしが良さそうなのでちょっと立ち寄る。ここから見ると潮岬の付け根のくびれた部分がよくわかる。潮岬は陸繋島で、串本の町はこのくびれた部分を中心にして発達したことに気付く。遠くの方には橋杭岩が小さく見える。
休憩所から坂を一気に下り、国道42号線を右折して串本駅に向かう。午前9時50分頃串本駅に到着する。3日目は余裕があれば白浜あたりまで走る予定だったが、いい加減疲労が溜まってきたのとタイヤに多少不安があるので今回のツーリングはここで終わりとする。それに何よりも重い荷物を背負って走るのはもうこりごりだ。駅前で自転車を分解する。所要時間は10分。だいぶ早くなった。
10時30分発の普通列車で帰途につく。車内はガラガラだ。列車から見える国道42号線は急勾配のアップダウンが連続するハードな道である。やっぱりやめておいて良かったと思う。紀伊田辺、和歌山、天王寺、奈良で乗換え、6時間の旅で櫟本駅に到着。組立て所要時間は13分だった。輪行袋を収納しなければならないので分解の時よりは多少時間がかかる。このようにして初の泊まりがけツーリングは無事終わった。
走行距離 | 走行時間 | 平均速度 | 最高速度 | 最高地点 | 最大標高差 |
7.24km | 0:23:37 | 18.3km/h | 45.5km/h | 60m 潮岬平松付近 |
60m |