ええお天気ですが、自転車卒業して行くとこがないので三峰山に登ってきました(笑)。最近は三重県側のゆりわれ登山口から登ることが多いのですが、久しぶりに奈良県側の神末上村から登ってきました。記憶のある限り、1998年の霧氷登山が最後だったので、実に20年ぶりでしょうか? こちらの方がアプローチが長く、標高差が700mもあるんですよね・・
GPSログはこちら↓
登山口は御杖村の青少年旅行村になります。ゲートの手前に駐車場があり、30台くらい駐車可能です。その少し手前にも第2駐車場があります。これでも霧氷の時期はすぐ満車になるんですけどね、さすがにこの時期の平日となると数台しか停まってませんでした。午前10時登山開始。ゲートをくぐるとすぐ「三峰山登山口」の看板があり、そこを左折して林道に入ります。
林道を10分ほど歩くと右手に橋があり、そこを渡って「登り尾コース」に入ります。登山道は2ルートあって、林道を直進すると「不動滝コース」になります。そちらは帰りに通ることにして、行きは直登ルートをとります。
植林の急斜面を20分ほど登っていきますと、突然明るくなって林道に交差します。そこには立派なトイレも建っています。車は2~3台停められるので、ここまで車で上がってくることも可能です。
林道からちょっと登ると、「森林展望台」という丸太の建物が建っています。中に入ることができます。
奈良の山はどこも植林だらけで退屈きわまりないのですが、一部展望が開ける場所もあります。倶留尊山と神末の村が見えました。
かなりきつい登りでしたが、1時間20分ほどで2ルート合流地点まで来ました。ここで標高1100mです。しかしなかなか傾斜はゆるくなってくれません。まだまだきつい登りが続きます。
やっと稜線上に取り付き、新道峠から来る道と合流します。ここが三畝峠と呼ばれる場所です。この先は稜線上のゆるやかな登りとなります。
稜線上は自然林のトンネルとなり、打って変わって明るい雰囲気になります。
途中「木曽御嶽ビューポイント」なる場所があります。条件が良ければ御嶽山が見えるらしいですが、遠くは霞んでとても見えそうにありません。でも津の市街から伊勢湾まで見えましたので、比較的良い方でしょうね。ここまで来れば頂上まであと少し。
11時50分、やっと山頂に着きました。長いこと登ってなかったこともありますが、標高差700mは想像以上にキツかったですね。
山頂からは北側の展望が開けています。国見山、古光山、倶留尊山、大洞山など室生火山群の山々がずらりと並びます。展望を楽しみながらここでお昼にします。
昼食の後は5分ほどの距離にある八丁平へ移動。ここからは山頂からは見えなかった南側の展望が開けます。こちらは度会山地方面の展望。
南の正面には迷岳の堂々たる山容と飯高の町並みが見えます。
八丁平の全景。この開放感あふれる雰囲気は何度来てもいいんですよね。三峰山は頂上よりもここが良いんです。昔はこのあたり一帯ススキの海だったんですが、最近は全く見なくなりましたね。どうなってしまったんでしょうか?
山頂付近はもう葉を落としてますね。シロヤシオの紅葉も始まっているようです。山の秋は急速に進んでいます。
午後1時、八丁平を後にして下山を始めます。ゆるやかな巻き道を行くとすぐに三畝峠に着きます。
再び2ルート合流地点まで戻ります。そこには避難小屋が建っています。
中は薄暗いですが、寝袋を持参すれば宿泊もできますよ。
帰りは不動滝コースをとります。こちらの方が傾斜はきつい感じで、ジグザグで一気に降りていくところがありました。こちらから登るのはかなりきつそうです。ただ下りも膝に来るので大変でしたが・・。だんだんと沢の音が近づいてくると滝が見えてきました。これが不動滝です。かなりの落差があり水量も豊富で豪壮な滝です。あまり記憶になかったのですが、これは見応えがありました。
川にかかる橋の上からは正面の姿を見ることができます。これは奈良でも有数の名瀑だと思います。
滝から少し下ると林道に合流し、立派なトイレが建っています。車も停められるので、滝を見るだけならここまで車で来るのが良いでしょう。ここからはゆるやかな林道歩きなので楽です。こちらのコースは不動滝までは緩やかですが、そこから一気に登る感じなので、登りに使うのはあまりおすすめできないですね。
林道歩き20分ほどで14時45分頃、駐車場所に戻ってきました。急降下のせいで膝はすでにガクガクです。もう少しで膝痛が出てきそうな感じでした。これだから山はキツいんですよね・・。膝に爆弾を抱えてますので、山はもう無理かもしれません。やはり自転車復活か・・?(爆)