GIANT IDIOM2を買ってから2ヶ月以上経ちました。冬眠も関係なく街乗り用にほぼ毎日乗ってますが、そろそろ慣れてきていろんなことがわかってきました。以前乗っていたLGS-POP(折り畳み車)と比較して良かったと思う点、良くなかったと思う点についてまとめてみましょう。
良かった点
とにかく速い
IDIOMは細身で高圧の451タイヤを使用し、しかも車重が10kgを切っているため走行性能はLGS-POPの比ではありません。小径車としては非常によく走ります。そのためちょっと遠い店に行くのも苦ではなくなりました。LGS-POPだと行くのが嫌になるような距離でも逆に楽しくなってしまいます。24インチのMR-4とそんなに遜色ないくらいの走行性能があると思います。したがってLGS-POPの後継というよりは、MR-4の後継と考えた方が良さそうですね。
向かい風の影響を受けにくい
LGS-POPはほぼ直立したママチャリポジションのため、向かい風の影響をまともに受けて全然進みませんでした。IDIOMは前傾の強いスポーツポジションのため、向かい風の影響を比較的受けにくくなりました。この違いは結構大きいです。
フロントバッグが付くようになった
LGS-POPはステム突き出しのないT字ハンドルのため、アタッチメントを使用するタイプのフロントバッグが付けられませんでした。IDIOMは普通のステムが付いていますのでアタッチメントの装着が可能となり、MR-4で使っていた大型フロントバッグを再利用することが可能になりました。
これはオーストリッチの一番小さいフロントバッグで、だいぶ昔に購入してお蔵入りになっていたものです。ちょっとしたポタリング程度ならこれだけで十分だと思います。アタッチメントは共通なので、長距離のツーリングや大きいカメラを積みたい場合などは大型のフロントバッグと使い分けができます。
ハンドルバーに吊り下げるだけのフロントバッグもあるのですが、フラットバーの場合はワイヤーが邪魔してうまく付けられないんですよね。アタッチメントを使う方式は外したときにアタッチメントが残るのが嫌であまり好きではないのですが、やはりワンタッチで着脱できるのは便利で手放せません。
フロントバッグが付くようになったことから、街乗りだけでなくツーリング用としても利用範囲が広がりました。
良くなかったこと
段差が気になる
タイヤ幅が25mmとロードバイク並みに細いため、段差への乗り上げはやはり気になります。ロードバイクと違って小径であることからさらにタイヤを取られやすいんですよね。もちろん側溝のグレーチングも要注意です。
LGS-POPに乗っていたときはこれらはさほど気にしてなかったので、以前のように荒っぽく乗ることはできなくなりました。かなりデリケートな扱いが要求されます。でも細いタイヤはロードバイクで慣れてるので、慣れれば別にどうってことはないんですよね。最近はあまり気にならなくなりました。
ダートが走れない
そもそもなぜダートを走る必要があるのか?ですが、買い物に行くのに正規の道路ではないダート道を走ると近道になるという、それだけの理由です(笑)。1.5インチくらいのタイヤなら普通に走れるんですが、1インチのタイヤではめり込んで走れません。おかげで少々遠回りしなければならなくなりました。
タイヤを太くすれば解決する問題ですが、IDIOMは構造的に太いタイヤが付けられないんですよね。それがどうにも悩ましい・・。まあそういう使い方する自転車じゃないんですけどね(笑)。
タイヤの選択肢が少ない
一般的に451は406に比べてタイヤの種類が少ないと言われてますが、細身のタイヤに限っていうとそうでもないんですよね。1-1/8インチなら容易に入手可能なのが数種類市販されてますし、実質1種類しかなかった24インチに比べれば選択の余地は十分にあります。
ただIDIOMはタイヤとブレーキのクリアランスが非常に狭いため、1-1/8インチはほぼ装着不可能なんです。たまにギリギリ使えるのがあるという程度です。ですから選べる銘柄がほぼ限られてしまいます。これがIDIOMの最大の欠点だと思うんですよね・・
前カゴが付かなくなった
LGS-POPで使っていた折りたたみ式前カゴはハンドルバーに引っかけるだけの簡単なものでした。これが結構容量もあって便利でして、買い物には重宝していました。しかしIDIOMはステムが前に突き出しているタイプのため、前カゴが流用できなくなりました。予想はしていましたが、T字ハンドルでないと付かないのです。
そのため買い物にはリュックを背負うことが必須となりました。最初は手ぶらで行けなくなったことが不便に思いましたが、慣れればリュックの方がたくさん入るのでやはり便利です。カゴに入りきらないものはハンドルにぶら下げたりしてましたからね・・。要は慣れの問題だけですよ。
その代わりにフロントバッグが付くようになったので、これはプラスマイナスゼロかなと思います。