太地から県道235号線で色川へ

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ライド記録自転車

今年最後の南紀遠征でございます。那智勝浦町の色川地区は非常に奥深いところで簡単には行けないんですが、普通は県道45号や県道43号で行くのがメインのルートです。しかしもう何度も行ってますからありきたりの行き方では面白くない。そこで県道235号・南平野下里停車場線というマニアックな道で行くことにします。国土地理院の地形図ではいわゆる黒線道として描かれており、極狭路で路面も荒れた悪路です。

実はこの道も過去に一度走ってるんですが、南平野から下り方向で走行しました。ただ路面が悪いので下りで使うと全然楽しくない。やっぱりこの道は登るに限りますよ。というわけで那智勝浦町の井鹿地区から県道235号で南平野へ登り、そこから県道43号で口色川まで行くことにしました。帰りは普通に県道45号で太田川沿いに下ってくればかなり楽チンなルートになるはずです。

GPSログ

レポート


道の駅たいじの第2駐車場にデポして午前8時50分に出発します。R42を2kmほど走ってから市屋の交差点を右折して県道235号に入ります。


太田地区のこの交差点を右折して井鹿方面へ進みます。しばらくは集落の中なので道はきれいですが、登りにさしかかると険道区間が始まります。


道幅は普通車ギリギリ1台分くらい。路面はずっとこんな感じで苔が生えてます。落石も結構あります。ロードバイクでも行けないことはないけど、苔で滑ると立ちゴケの恐れがあります。


それほど展望はない道ですが、ところどころで展望も開けます。ずっと5~6%程度の緩勾配で楽に登れます。


標高155mまで登ったところが夫婦松峠らしいです。地図にはそう書いてありますが、地形的には全く峠ではない。まだ半分くらいしか登ってないし。一応、天然の切通しっぽい。こういうのっておそらく旧道が横切る形で通過しているんでしょうね。



なかなかワイルドで楽しい道が続きます。ほぼ尾根沿いだから雰囲気が明るいんですよね。


夫婦松峠からは少し離れてるんですが、夫婦松の看板がありました。昭和40年頃までこの場所に夫婦松があったそうです。説明によると、平維盛がこの場所で迎えの者に落ち合い、色川に入って隠れ住んだと伝えられています。こういう山奥に来ると必ず平家伝説が出てきますな。


なかなか絵になる場所に出てきました。


桧曽原への分岐を過ぎて県道43号に合流する最後の部分はやや急ですが、それでも最大10%程度で大したことはありません。


南平野から県道43号に入りました。ここから口色川まではほぼ水平の絶景ロード。いつ来ても楽しい道です。


右が那智高原公園への分岐、左が県道43号です。



その分岐を過ぎると小阪の棚田を眼下に見下ろすポイントに出てきます。いつ来てもいい眺め!


こちらは口色川にある棚田。


県道45号が合流する地点までやってきました。当初はここから県道45号で帰ろうかと思っていたのですが、あまりにも短いのでもうちょっと登って色川の中心・大野まで行くことにします。


このあたりの棚田は石垣が組んであるのが特徴的ですね。


ちょっと登っただけですが、大野地区にある色川小中学校まで来ました。かつてあった木造校舎は取り壊されてしまいましたが、また新しい木造校舎が建っています。ここは中村天平さんの紀伊半島秘境コンサートが行われた場所!


大野の集落内を抜けて県道45号へ直接下っていきます。この道は初めて通ります。


大野を振り返ったところ。いつ来ても色川はいいところですな。


県道45号への下りはかなりの急勾配。


県道45号と合流したところに「色川発祥の地」の碑があり、その奥に色川神社があります。鬱蒼とした森に包まれた雰囲気が何とも素晴らしいですね。


円満地公園に来ました。今年はWAKAYAMA800、真面目にやってないのですが、一応通ったポイントは拾っておくことにしています(笑)。


県道45号は太田川に沿って緩やかに下っていきます。


それほど見るところはないので淡々と進んでいくだけですね。


このトンネル手前の分岐が林道西中野川線の入口です。完全舗装で篭地区まで続いているようです。


小匠川との出合まで来るとほぼ平坦な道をラストスパートです。


通ったついでに某廃校の生存確認をしておきました(笑)。道からは見えないので知る人ぞ知るスポットです。

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