林道和深鶴川線

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ライド記録自転車

2日目は最近目をつけていた林道和深鶴川線を走ってきました。この道は古座川町と串本町にまたがる延長17kmの舗装林道で、峯ノ山の稜線を縫うように走ります。起点は県道39号の新里川トンネル付近、終点は国道371号の六郎峠付近となります。

例によって林道は崩落がよくあるので行けるかどうかはわかりません。最近行ったという記録は見つからなかったのですが、Googleストリートビューが入っていることからおそらく行けるだろうという推測のもとに突撃してきました。

GPSログ

レポート


スタート地点は道の駅 一枚岩のちょっと上流側にある公衆トイレ兼駐車場です。ここは空いているのでよく利用します。ちなみにトイレは道の駅より立派です(笑)。


古座川の清流を見ながらR371を佐田方面へ走ります。


三尾川で古座川を渡って県道39号に入ります。この道は何度となく通っているので別に言うことはありません(笑)。光泉寺の銀杏が有名ですが、たぶんまだ早いでしょうからそちらへは行きませんでした。


新里川トンネル手前の標高140m地点まで登ると林道和深鶴川線への入口があります。写真は上から撮っているので、実際は左側へ折り返す形になります。


これが林道起点の標識です。林道に入るといきなり14%勾配の激坂が続きます。この取り付き部分が一番キツいのですが、最初の80mほどなのでひたすら耐えましょう(笑)。標高220mまで登ると緩やかになって一息つけます。


里川側から登ると2回のアップダウンがあり、これが地味にしんどい。せっかく登ったのに50mずつ下らされます。そのため獲得標高は700mに達します。林道は峯ノ山の稜線を行ったり来たりしますが、稜線の北側に出ると展望が開けるポイントがあります。写真で見えているあたりがおそらく峯ノ山の頂上付近です。


同じ場所からすさみ町方面の展望。


これがどの場所だったかちょっとわからないのですが、峯ノ山の少し手前、稜線の南側に出たところだと思います。ここで初めて海が見えます。島のように見えるのは潮岬ですね。上から見るとこんな風に見えるんだ。海が見えるポイントはたぶんここしかないので、しっかり眺めておきましょう。


稜線の上に出ると開放的でとても気分がいい。


串本町と古座川町の境を何度も行ったり来たりします。


峯ノ山ピーク付近に左へ分岐する道があります。これは水呑大師へ向かう道で、すぐ行き止まりになります。ここを過ぎればまもなく林道ピークです。


ここが最高地点のようです。GPSの読みでは標高427m。


ピークを越えると峯ノ山の東側に回り込んで下っていきます。展望も良くて実に爽快な気分。


東側に見えるのはおそらく那智山かな? この展望を最後に林の中に入り、展望はなくなってしまいました。


峯ノ山の東斜面をトラバースして下っていき、谷筋に入っていきます。


谷筋を延々と下っていくと、右から合流してくる道がありました。これは紀伊有田駅から来る道で、一度走ったことがあります。あまりに酷い道だったので二度と通らないと思った記憶があります(笑)。この場所が鞍部になっており、再び標高差110mを登り返します。


伐採されて何だか殺伐とした風景。このあたり14%勾配の激坂です。以前来ているはずなんだけど、こんなキツい記憶はなかったなぁ。


六郎峠のあたりからちょっとだけ展望が開けました。真ん中に見えるのがおそらく峯ノ山だと思います。


六郎峠といっても実際には峠じゃないんですよね。さらに登り続けます。そしてこの辺がピークでしょうか。標高170mでした。


ピークを過ぎるとすぐR371に合流し、ここが林道和深鶴川線の終点となります。


看板に林道の説明図がありました。


R371に合流してすぐ、古座川への峠を越えます。


鶴川公園で休憩した後、再び古座川畔に出て奇岩の眺めを楽しみながら一枚岩へ向かいます。


道の駅の手前、一枚岩の全貌を収められる相瀬橋からお約束の写真。


最後に道の駅 一枚岩でWAKAYAMA800のスタンプをゲット。今年は何とか10スタンプ賞は達成できましたよ(笑)。

アドバイス

この林道は稜線上を通るためかなり展望が良く、この近辺ではおすすめです。路面は多少の落石はありますが、概ねきれいなのでロードバイクでも問題なく行けます。ただし急勾配なので軽いギアがないと厳しいでしょう。

どちら方向が良いかは一概には言えませんが、強いて言えば西→東の方が展望を楽しみながら登れるので楽しいのではないかと思います。その代わり2回のアップダウンと六郎峠への登り返しは覚悟しておく必要があります。東→西だと展望のない谷筋をひたすら登り続けるのは精神的にキツい気がします。

周回するには内陸経由と沿岸経由の二通りが考えられます。どちらも距離的にはさほど変わりませんが、沿岸経由だとR42のアップダウンがありますので獲得標高は上がります。その代わり、紀伊有田駅へ下る細道を利用すれば最後の登りを回避できるメリットはあります。ただしこの道は非常に荒れてますのでロードバイクではおすすめしません。

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