順序が前後してややこしいですが、実際の日付でアップします。
奈良県最後の秘境(と勝手に名付けた)へ行って参りました。廃墟マニアの間ではちょっと有名なところですが、上北山村に東ノ川という廃村があります。場所は池原ダムからR425を尾鷲方面へ進み、坂本ダムを越えたさらに奧です。あたりには一軒の民家もなく、およそ人が住んでいたとは信じられないような場所ですが、とにかくすごい僻地なのです。あまりに辺鄙な場所なのでなかなか訪れる機会もなかったのですが、いろいろ目的地をくっつけまして2泊3日のツアーを敢行しました。
距離は往復わずか6kmですのでポタにもならないですが(^^;、中身は結構濃いですよ。
坂本ダムにデポして出発しました。
尾鷲方面へ2kmほど進みますと、「出合橋」を渡ります。
いつも水量が少ない気がしますが・・
出合橋を渡りきったところで道が分岐します。ここを左へ行くと東ノ川へ続く県道228号です。これでも一応県道なんですよ。現在、三重県側が不通になっているためR425自体まったく通行がないですが、こんな県道など当然車の往来は皆無。完全な無人状態です。おや、こんなところにも「ならクル」の案内が・・
出合橋から500mほど行くと錆びた吊り橋がありました。もちろん渡る勇気はありません。(^^;
そして吊り橋からさらに500mほど行くと目的の東ノ川集落に到着です。
こんな超マニアックな場所までサイクリングコースにするのか。奈良県恐るべし!
そして集落の入口、道路のすぐ横にシンボルである東ノ川小中学校があります。こんな山奥に似合わない鉄筋校舎なんですが、見るも無惨に破壊されてます。ほんまに廃墟だ・・。潜入レポは某ブログで・・(爆)
集落は学校から坂を上った高台にあるんですが、全部で10戸もないでしょう。公民館とおぼしき鉄筋の建物が一つあります。
民家は固く扉が閉ざされています。一番奥の建物は元郵便局だったようです。
一番奥には小さな神社がありました。
県道から集落を見上げるとこんな感じです。
廃村なので当然誰も住んでませんけど、学校と違って民家はほとんど荒れてません。元住民の方がたまに帰ってきて手入れされているんでしょうか? いや~、やっとこの地を訪れることができて感無量でございます。