古座川~那智勝浦ツーリング

スポンサーリンク
自転車

20081004_105918.jpg
奇勝・滝ノ拝
このコース自体はかれこれ10年以上前から温めていたものですが、ここまでのアプローチがなかなか大変で、走れる自信もなかったことから延び延びになっていました。しかし最近Chokoさんが同様の計画をアップされていたので、先手必勝とばかりにやっつけてきました。いつも先を越されてますからねえ・・(笑)
いくら何でも日帰りはキツいので、前日潮岬のみさきロッジYHに宿泊してから古座まで車で移動しました。古座を起点に県道38号、県道43号を経て奇勝・滝ノ拝を訪ね、そこからさらに奥の小森川までさかのぼり、峠を越えて口色川まで山間の集落を縫って走ります。そこからは県道45号で下里へ下り、R42で古座まで戻る約82kmのコースです。
走行ルート図


20081004_092942.jpg
古座駅前の無料駐車場が満車で置けなかったので、R42沿いの津荷のパーキングに停めて9:30に出発します。
20081004_093939.jpg
R42を少し戻って古座の町並みを抜けます。古座川の河口に沿って発達した町並みはなかなか味わいがあります。
20081004_100308.jpg
古座川左岸の県道38号を進み、川口で右折して県道43号に入ります。
20081004_102948.jpg
川口から古座川の支流・小川に沿ってゆるやかに上っていきます。小川は底の石まで透き通って見える清流です。
20081004_104056.jpg
小川の集落に入ると廃校になった小学校がありました。
20081004_104953.jpg
最近できたと思われる滝ノ拝トンネルを抜けて橋を渡ると眼下に美しい小川の流れが見えました。

そして最初の目的地・滝ノ拝に着きました。ここまでは一度来たことがあります。記録によると13年ぶりらしいです。その頃と何も変わってない風景がそこにはありました。
20081004_112506.jpg
そしてこの先いよいよ未知のルートへ入ります。滝ノ拝から先は道幅も狭くなります。途中で林業の作業車が道を塞いでいたために車は一台も通りません。
20081004_115337.jpg
西赤木の集落を過ぎるとさらに深い山懐へ分け入っていきます。このあたり車はおろか、人っ子一人いない寂しいところです。右手にはずっと小川の清流が眺められます。
20081004_122813.jpg
そして小森川の分岐に到着です。ここから林道小匠小森川線が分岐しています。ここまではほぼ平坦に近い上りでしたが、この先は一転して4kmで標高差300mを上る急勾配が始まります。
20081004_125626.jpg
なかなかの激坂です。最大10%くらいでしょうか。はるか上にガードレールが見えると「うへ~」となりますが、目の前の坂だけを見て上ります。
20081004_130501.jpg
上りももうちょっとで終わりです。左上の岩肌の露出した部分が峠です。
20081004_131144.jpg
そして標高440mの峠に着きました。残念ながら名前はありませんが、県道の開通記念碑が建っています。
20081004_133621.jpg
峠を越えると少し下りますが、この先篭の集落まで標高400m前後を保ちながらほぼ水平に走ります。しかしむちゃくちゃ路面が悪く、落石だらけ。完全に林道状態です。尖った石が多いのでまったく気を抜けません。
20081004_134215.jpg
下りなのに低速走行を強いられ、やっとのことで坂足の集落に出ました。集落といっても一軒家がポツンとあるだけの寂しいところです。人の気配すらまったくありません。
20081004_134721.jpg
またアップダウンを繰り返しながら篭の集落へ向かいます。
20081004_135833.jpg
そしてようやく人の気配のする篭の集落へ着きました。ここまで来ると道も良くなってほっと一息です。ここで熊野川方面への県道45号が分岐しています。
20081004_141349.jpg
次に大野の集落を通過します。
20081004_141137.jpg
このあたり急斜面に集落が広がっています。向かいは那智山。絶景です。
20081004_142919.jpg
さらに下って口色川の集落に着きました。ここから県道43号と別れ、県道45号に入ります。
20081004_144659.jpg
熊瀬川の清流を見ながら快調に下ります。
20081004_153320.jpg
出合からは太田川に沿って下り、下里でR42に合流しました。古座までたった3駅ですが、足が売り切れた時のために輪行袋を持ってきてました。(^^; ちょうど待たずに乗れそうな時間だったので輪行するか迷ったのですが、ちょっと勘違いしていて駅は下里大橋を渡って向かい側でした。もう戻るのもめんどくさいのでR42を走って帰ることにします。組み立てる時間を考えると走った方が早いはずなんで・・
20081004_154446.jpg
さほど交通量も多くないので、海を見ながらのんびりと走ります。幸い向かい風ではありませんでした。浦神~田原の間でちょっとだけ上りがありますが、まあ大したことはなかったです。今日は珍しく足が売り切れてません。そして田原からラストスパート。16時11分、電車とほぼ同時に津荷のパーキングにゴールイン。やっぱり走った方が早かった。(笑)
というわけで、ようやく念願のルートを走ることができました。やっぱり古座川はええとこですね。そして篭から口色川にかけての急斜面の集落も味わい深かったです。走るならこのコース通り、右回りがいいと思います。ダラダラと長く上り続けるより急坂を一気に上った方が楽だし、峠付近の悪路を上るのはかなり辛いと思うからです。
走行距離:82.0km
平均速度:17.6km/h
体重:56.1kg
体脂肪率:15.2%

スポンサーリンク
SORAをフォローする

コメント

  1. denden より:

    いいところですね。
    遠くへ行きたい。わたしですが超超方向音痴です。 トホホ
    MR4久しぶりの登場ですね。

  2. SORA より:

    写真のネタはいくらでもありますよ。一度行ってみて下さい。
    物欲ついでにGPSでも買ってみたらどうですか?(笑)

  3. aliali より:

    素晴らしい清流と急斜面に立つ民家って日本の原風景みたいで良いなぁ~。現地までのアプローチに難ありですがぜひ一度、行ってみたいコースです。R42は、狭い道を車がびゅんびゅん走っているイメージがありましたけど大丈夫そうですね。

  4. SORA より:

    alialiさんこんばんは。
    こういう山沿いの集落って非常に写真的なんですが、奈良の田舎とはまたちょっと違う感じがします。そういうところに旅情を感じますね。
    滋賀から行くのはかなり大変ですね。またお得意の車中泊で行ってみます?(笑)
    この辺のR42は道幅が広くて車は少ないですよ。

  5. 僕が7月20日に通った道じゃないですか。あのめちゃくちゃな路面の辺りは鬱蒼としてるので、一人だとちょっと恐いくらいだったでしょう。
    http://tenjinbashi5th.web.f
    今回は一枚岩には行かなかったんですね? このコースで一枚岩に行くとなると、行って戻ってこなあきませんもんね。僕が去年、児玉さんと古座川に行ったのはSORAさんに勧められたからでしたね。古座川と小川はほんま最高でした。
    ところで、2つ目の動画が見れませんが、「公開しない」にチェックが入ってませんか? ログインしてるパソコンからだと普通に見れるので、自分では気づかないんですよね。違いますかね? ブログで公開する数日前からアップしてることも多い僕も時々やってしまうんですが…。

  6. SORA より:

    天五さんがコースミスした地点は上から10枚目の写真ですね。確かに左の小匠小森川線の方が道幅が広く立派に見えます。逆コースの方が間違えにくいでしょうね。この辺はまったく人気がなくて一人では心細くなってきますね。
    一枚岩はピストンになってしまうので、距離的な問題もあり今回はパスしました。
    動画はなぜか途中で音声が消えてたのでもう一度アップし直しました。まだ変換中なので見られないようです。

  7. cancan より:

    懐かしいコースの画像、感激ものです。写真では判りにくいですが、篭のお店のおばちゃん元気にしていましたか。

  8. SORA より:

    向かい側の自販機でスポドリを買おうとしたら売り切れだったので、おばちゃんに水をいただきました。感激です。

  9. Choko より:

    ええやん!ほんま、ええわ…
    僕はランドナー買えば、こんなところをいっぱい走りたいんですわ。
    日本人でよかった…って思えるような田舎道をね^^

  10. mid-tail より:

    「滝ノ拝」ですか・・よかよか眺めですね!
    あの渓流瀑を是非とも拝みたいです!!
    世の中には、まだ見ぬ名勝地が数多くあるんですね。
    私も一日でも早く、旅三昧の日々を過ごしてみたくなりました。

  11. SORA より:

    >Chokoさん
    あの~、Chokoさんとランドナーってイメージ合わないんすけど・・(爆)

  12. SORA より:

    >mid-tailさん
    ここまでなかなか距離がありますが、滝好きのmid-tailさんなら訪れる価値ありますよ。
    滋賀や奈良とはまた違った雰囲気ですね。