高畑山山頂(773m)
ええお天気でしたので、こういう時は山に限ります。自転車は完全にネタ切れで新規ルート不可能ですが、山はまだ登ったことないのがいっぱいあります。今回はマイナーですが、高畑山という鈴鹿南部の山へ登ってきました。
登山コース図
起点は鈴鹿峠とします。有名な万人講常夜灯の少し南、茶畑の前に駐車場がありますので、そこにデポして10時に出発。
本当の鈴鹿峠はこの辺らしいですが、この道標を見て右へ登り始めます。ちなみに「高畑山50分」と書いてありますが、絶対ムリです。しばらくは植林の中の急坂を登っていきます。
鈴鹿峠から約30分登ると、標高約620mの最初の小ピークに着きます。この辺から自然林が主体となり、明るい尾根道となります。
尾根道はかなり痩せていて、小さなアップダウンを何度も繰り返しながら進みます。
やがてナイフエッジと呼ばれるガレ場に出ます。風化した花崗岩の痩せ尾根を渡ります。
ガレガレの斜面をロープにつかまって登ります。
ナイフエッジからはかなり展望が開けます。こちらは高畑山方面ですが、たぶんここから見えるのは前衛峰で、山頂はその奥だと思います。
ナイフエッジを過ぎていったんかなり下らされ、そこからもう一度登り返して一気に高度を上げます。このあたりから笹が目立ちます。
いったん山頂のような場所に出たかなと思ったら、まだ山頂ではありません。まあこれは地図を注意深く読めばわかるんですが、向こうに見えているのが頂上でしょうか?
ちょっと下ってまた登り、今度こそ頂上だと思ったら、2つめの偽ピークでした(笑)。そこからまた下らされ、今度こそ本物の頂上か・・?
やっと本当の頂上でした。鈴鹿峠から1時間半かかりましたが、写真とか撮ってたので実質1時間20分くらいでしょうか。山頂は小さな広場になっていて、まさに360度の展望です。これほど何もない山頂はなかなかないですよ。
こちらは鈴鹿中部の雨乞岳・御在所岳・鎌ヶ岳あたりが見えています。「鈴鹿の槍」と称される鎌ヶ岳が大変きれいに見えますね。
こちらはもう少し北側の綿向山。新名神高速道路の高架が見えています。
こちらは青山高原から経ヶ峰方面。この前登った錫杖ヶ岳も見えますね。
そしてこれから向かう溝干山方面。その向こうには那須ヶ原山も見えます。
山頂でお昼を食べて展望を満喫したら、次は溝干山へ向かいます。山頂から少し下ったところにリンドウが咲いてました。
高畑山から溝干山にかけての稜線は笹に覆われ、比較的アップダウンも少なく歩きやすい道です。こんな道ばっかりだったら本当に楽しい。
こちらは甲賀方面でしょうか。シロヤシオが少し色付いています。
そして最後にちょっと登り、溝干山のピークに到着。標高770m。高畑山から30分くらいでした。ここは展望もなく、ただの通過点のような場所です。
そして坂下峠へ下り始めます。かなりの急傾斜が続きます。
最後は転げ落ちそうな急斜面を駆け下りました。坂下峠はV字状に切れ込んだ深い谷になっており、風化した花崗岩のガレガレが特徴的です。
坂下峠から神大滝林道を亀山側へ下ります。最初は林道といっても車など絶対通れない荒れた未舗装路ですが、ちょっと下ると舗装に変わります。単調な林道を淡々と下ります。昔、この林道を自転車で登ったことあるんですよね・・。ほんまにえげつない激坂でした。(^^;
林道を歩いてたら、道端にすごいキノコを発見。見るからに危険な香りが・・
こんなに長かったかなと思いましたが、50分くらい歩いてやっと国道1号線に出ます。1号線はこの区間上下線が分かれてますので、こちらは京都方面の高架です。そこをくぐってさらに下ると名古屋方面への車道に合流します。
そこから1号線を鈴鹿峠へ登っていきます。歩道はあります。こんなにきつかったかな?と思うくらい、結構な急坂でした。途中、片山神社への分岐が右にあって、そこを下ると旧東海道へ出られるんですが、無駄に下らされてしまうのであえて車道を登ります。
片山神社からは高架下をくぐって自然に出られるんですが、1号線からだと入口がわかりにくいです。道の左手に公園が現れたら、ガードレールを跨いで国道を横断し、公園に入ります。ここ、ガードレールの切れ目がないので渡りにくいんですよね・・。そしてこの道標から旧東海道に入り、鈴鹿峠まで最後のひと登りです。しばらく急な石段が続きます。さすがは天下の険、結構厳しいです。
というわけで、3時前に鈴鹿峠に戻ってきました。今日は誰一人会わなかったですね。本当に静かな山域です。標高も低い山ですが、思いのほか展望が素晴らしく、道の雰囲気も良くて楽しめる山でした。
コメント
お久です。 自転車ネタぎれさびしいで~す・笑 是非遠征しててんこ盛りのネタを仕入れてください!・苦笑
写真のガレ場、規模は違いますが先日六甲縦走した時に歩いた須磨アルプスに似てますね。
@genさん
もう自転車は終わりました。(爆)
財政難で遠征も不可能な状況です。(苦笑)
鈴鹿も六甲も花崗岩の山ですから、こういうガレ場は多いですね。
こんばんは。
油日岳から鈴鹿峠までなんとか1日で縦走できそうなんですが、交通機関が無いんで諦めてましたがこの区間を周回で歩いて南半分を自転車デポなら歩けますね。
(パーティー組んで車両2台なら問題ないんですが。)
それと、行者還岳行かれましたね。私が行った頃は行者還小屋が休日限定の営業小屋の頃です。築何年かは不明ですが、かなり年数がたってました。この前の書込みで八経ヶ岳からここまで歩いたと書きましたが、写真で見ると距離あるんですな。そんな時代が有ったんですね、信じられませんが。
@ワシはGT。 さん
鈴鹿峠から油日岳まで縦走5時間と書いてありましたよ。
あの林道は入口にゲートがあるので車両は入れません。
自転車で登ると死にます・・(^^;
行者還小屋って、営業していた頃もあったんですね。
八経ヶ岳は相当遠くに見えますが、とても一日で歩けるような距離とは信じられません。
ほとんどの山行とツーリングは記録を残してるんで、一度見てみましょう。まァ、見たところで今からもう一度挑戦とは思いませんが。
記録見つけました。
トンネル(0810)-八経ヶ岳(1040-1120)-行者還小屋(1410-山頂ピストン-1450)-トンネル(1600)でした。1994年10月ですし42才ですね。
その頃の記録を見てると、当日は特に調子が良かったんですね。蓼科山は峠から2時間40分かかってますし、火打と妙高はバテバテでしたし。
@ワシはGT。 さん
出発が8時なら決して早いとは言えないですね・・
それでも16時には帰って来れますか・・
行者還小屋~山頂ピストンが40分というのは、かなりのハイペースですね。
あそこは通常1時間はかかると思います。