双子池(雄池)
小千谷から信州まで来てしまいまして、次はどこへ行こうかというところですが、帰りが予定より1日早まって23日になったため、あんまり無理もしたくない。まあ北八ヶ岳のどこかを少し回る程度やな。しかし泊まったところが上田の別所温泉なので、山へ行くには少々距離があります。北八ヶ岳の代表的なコースといえば、大河原峠から入るコースと麦草峠から入るコースがあるのですが、麦草峠へ行こうとするとかなり大回りになるため到着が昼を過ぎてしまいそう。そこで比較的近い大河原峠からスタートすることにしました。大河原峠からのコースといえば蓼科山もありますが、あれは相当しんどかったのでもうええわ。それでもっと手軽な双子山と双子池を巡るコースにしました。このコースも過去に2度ほど行ってますが、その時は亀甲池を回って大河原峠に戻りました。しかしこのルートはアップダウンが多く、最後の上り返しがしんどいため、より楽なコースということで、双子池から林道で大河原峠に戻るコースを選びました。一応、この道は初めてになります。
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一応最短距離の県道40号で女神湖畔へ出ましたが、大河原峠まで2時間弱かかりました。駐車場は平日なんでこの時間でも空いてますが、土日だったら超満車で絶対停められません。急いで準備を整え10時半に出発。山に登る時間としては遅すぎるし、案の定ガスってきた。
大河原峠から笹の茂る道をかき分け、20分ほどで双子山の山頂に到着します。ちょっとしか登ってないけど、標高2223mです。山頂はホウロク平と呼ばれる草原になっており、展望の良いところです。
西側には蓼科山と北横岳がきれいに見えております。その間には中央アルプスでしょうか。東側には浅間山が見えるはずなんですが、ガスってて何も見えませんでした。
あまり時間もないのでさっさと双子山を後にし、双子池へ向かいます。原生林の中、笹の茂る道をどんどん下っていきます。展望はまったくないんだけど、この匂いが好きなんだよなぁ。奈良の山では味わえない樹木が発する森の匂い。
40分ほど下って12時前、双子山ヒュッテに到着しました。ここにはその名の通り、雄池と雌池の二つの池があります。こちらは雄池。向かいの大岳を水面に映し、原生林に抱かれて神秘的な雰囲気があります。とりあえずここで昼食。
こちらは反対側にある雌池。
今回は亀甲池へは行かず、林道で直接大河原峠に戻るルートをとります。ヒュッテの横から地道の林道が続いていますので、ゆるい坂を登っていきます。この辺の原生林もいい感じ。
5分少々歩けば大河原峠から来る林道と合流して左折します。舗装はされてませんが、乗用車が通れるくらいの幅はあります。双子池ヒュッテへはこの道を使って物資を運んでいるようです。ただし一般車は通行禁止。単調な林道ですが、やはり紀伊半島の林道とは雰囲気が違いますよね。初めて通りましたが、この道もなかなか良いと思います。ところでこの林道を歩いているとき、笹の中からガサガサという大きな物音が聞こえました。一瞬ドキッとして足早に去りましたが、あれは熊なのか鹿なのか? かなり大きい動物であることは間違いありません。この辺も熊が出るそうですから怖いですねえ・・(^^;
林道は双子山の斜面を巻いていますので大きなアップダウンはありません。ほぼ平坦で歩きやすい道です。距離にして3キロくらいでしょうか、実質1時間もかからないうちに大河原峠に至る舗装林道と合流しました。ここにはゲートがあって一般車は入れないようになっています。ただMTBなら双子池まで乗り入れられます。アップダウンも少ないから楽チンですね。さらにその奥の雨池まで足を伸ばすと面白いかもしれません。
合流点から15分ほどゆるやかに登ると大河原峠に戻ってきました。今は浅間山もきれいに見えております。しかし標高2000m超えてるのにほんまに暑いですな。車の中は灼熱地獄や。この後、おまけで霧ヶ峰へ行って下諏訪温泉に入ってから中央道で帰りました。
歩行距離:6.4km
平均速度:3.1km/h
コメント
茨城の59歳の男です。素晴らしい写真ですね。夏ですから緑が美しい。私は11月6日、7日に25歳の息子と大河原ヒュッテに泊まり、双子池から大岳、北横岳に登ってきます。車で佐久インターから峠に向かいます。初めてなので参考になりました。9月には夏沢鉱泉から硫黄岳に登ってきました。
@オオヤマシゲル さん
はじめまして。今ならもう葉が落ちて冬の装いでしょうか・・
大岳はまだ登ったことないんですが、双子池からすぐ前に見えてますね。
週末、天気が良くなればいいですね・・