2日目は古座川に移動して道の駅 虫喰岩で車中泊。ただ古座川周辺もほぼ行き尽くしていて、あんまり走るとこないんですよね。奥地の方へ行ってしまうと貧脚には周回困難で同じ道を戻るしかなく、それも面白くない。そういえば潮岬って長いこと行ったことなかったので、久しぶりに行ってみるかと思いつきました。串本から山を越えて一枚岩まで回ればWAKAYAMA800のスタンプも3ヶ所は拾えます。このルートだと和深から矢鱈坂を越えるのが定番なんですが、そこは何度も走っていて飽きるので(笑)、ちょっと気になっていた未知のルートを間に組み込んでみました。
GPSログはこちら↓
道の駅 虫喰岩から8時半頃出発しました。ここが1つめのチェックポイントです。
古座川の河口付近を渡って対岸に移り、R42に合流します。
まず橋杭岩に到着。ここは道の駅にもなっています。天気予報が外れて冴えないお天気なのが残念。まあ雨の心配はないからいいのですが。
串本の町を抜けて潮岬周遊線に入ります。すぐ左手に大島と串本大橋が見えてきます。大島の一番端っこにあるトルコ記念館にもWAKAYAMA800のチェックポイントがあるのですが、あそこはめちゃくちゃしんどいのがわかってるのでパス(笑)。周回できる道路もないため同じ道を戻るしかなく、なかなか足が向かないんですよね。
潮岬の東側に沿って走ります。結構アップダウンがあってしんどい。岬の南東端の出雲付近には岩礁が広がっています。
何度か登らされてやっと潮岬観光タワーに着きました。2つめのスタンプをゲット。この辺は昔と全然変わってないですね。あんまり人もいないし、寂れた観光地の気配がします。QRコードは階段左側の手すりにあるんですが、裏側なのでちょっとわかりにくい。
これがSNSでよく見かける本州最南端の碑ですね。タワーの前から望楼の芝へ入ったところにあります。遠いところから走ってきたら感慨深いんでしょうけど、古座川からではあまり感動もないですね(笑)。
後ろの岩礁が本当の最南端かな。この先には全く島がなく、本当に大平洋の真っ只中なんですよね。
タワーのすぐ横にある南紀熊野ジオパークセンターというところに入ってみました。最近できたみたいですごく綺麗です。パネル展示が中心ですが、岩石の標本もあり、無料の施設としてはかなり見応えがあります。一応、地質学が専門なんでつい見入っちゃうな。
潮岬から西海岸に沿って走り、再び串本に戻ります。そこからR42を走って串本海中公園へ向かいます。この区間は奇跡的にアップダウンがない(笑)。
串本海中公園を過ぎてちょっと行ったところから右折し、紀伊有田駅の方へ向かいます。ここからが本日のメインイベントとも言えるマニアックなルートです(笑)。国土地理院の地形図には有田川に沿って黒線道が描かれており、六郎峠を経てR371につながります。普通にR371を走った方が早いに決まってますが、既に走行済みなので知らない道を走ってみたかっただけです(笑)。このあたりは高速道路の工事中でそこら中掘り返しており、あちこちで交通整理が行われています。この鄙びた神社のところまで来るとようやく本来の静けさを取り戻します。
途中に吐生(はぶ)の滝の案内板がありました。徒歩5分くらいで行けるみたいですが、めんどくさいので行ってません(笑)。
この道はずっとギリギリの1車線が続きます。当然、車なんか1台も来ませんでした。しかしかなり荒れてます。こんなのはまだ綺麗な方ですが、ボコボコの舗装や木の枝だらけです。初めのうちは緩やかな勾配で大したことなかったのですが、最後にガツンと登らされます。上へ行くほど勾配がきつくなり、最大勾配15%の激坂がありました。おまけにドロドロでもう最悪(笑)。正直言ってこの道は二度と通りたくないと思いました(笑)。
途中で峯ノ山の方から来る林道と合流するんですが、こっちがメインみたいで少々マシな道になります。最後は緩やかになって峠らしきところに着きました。ここが六郎峠みたいですね。標高は160mくらいなんですが、結構しんどかった。
そこからもうちょっと行くとR371のピーク付近に出ます。なんかすごくホッとした(笑)。ここからはバビューンと下って古座川沿いの鶴川に出ます。
トンネルを2本抜け、鶴川橋から約2.5kmで道の駅 一枚岩に到着。ここで3つめのスタンプをゲット。
道の駅からだと一枚岩は近すぎて全体を撮れませんが、下流側の一枚岩橋の上からは全容を収められます。
一枚岩から鶴川まで引き返す形になりますが、同じ道を戻るのも芸がないので川沿いの旧道を走ります。少々遠回りですが、こちらはトンネルがないので景色がいい。
鶴川から県道38号に入って虫喰岩へ戻ります。この尖った山は少女峰と言います。
午後2時頃、道の駅 虫喰岩に戻ってきました。今回の旅はこれで終了。