9年ぶりの又剱山

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登山

又剱山と聞いても山岳マニア以外にはどこだかわからないと思いますが、大台ヶ原から南西に延びる竜口尾根の上にある標高1377mのピークです。ちょうど伊吹山と同じ高さがあります。非常に山深い場所ですが、橡谷西ノ谷林道を利用してわずか30分で登れるお手軽な山です。以前は2013年に一度登ったことがあるのですが、その時は新緑の頃だったので、紅葉の頃はどうかなと思って久しぶりに登ってみることにしました。

登山口は林道上の標高1160m付近にあり、道の駅上北山からサンギリ林道経由または橡谷西ノ谷林道経由でアプローチできます。どちらから行っても距離はほぼ同じですが、橡谷西ノ谷林道から行った方が道はきれいだと思います。大峯奥駈道展望台へ寄りたければサンギリトンネル経由がおすすめです。

30分のお手軽登山ですが、標高差は220mあるのでそれなりに登ります。落ち葉で滑りやすいのでちゃんとした靴で行きましょう。

GPSログはこちら↓


登山口から100mほど東(橡谷側)に駐車スペースがあります。平日ながら先客がありました。


登山口を見つけること自体が難しいのですが、この木製階段が目印です。9年前はなかったですが、今は「又剱山」の道標が設置されているので見つけやすくなりました。その他、「ならクル」の標識も近くにあるので目印になります。


登山口からしばらく山腹の急斜面を登っていきます。10分も登ると竜口尾根の上に出ます。道標もあります。最初はちょっと急な登りが続きます。


急な登りが一段落するとフラットになり、初めて又剱山のピークが見えます。三角形のきれいな山です。


なだらかな尾根道を歩いて行くとパッと展望が開ける場所があります。ここからは大普賢岳から釈迦ヶ岳まで大峰山脈の核心部を一望することができます。山頂からは大普賢岳しか見えないので、ここでしっかり見ておきましょう。


上の方はほとんど落葉してますが、ちょっとだけ紅葉も残ってました。一見頂上に見える場所ですが、本当の頂上はまだ先でした(笑)。ここからが結構登るんですよ。


最後の急坂を登るとやっと山頂に着きました。所要時間ちょうど30分。天気は快晴ですが、風がすごく強いです。山頂でしばらく休んでると反対側から登山者が来ました。たぶん登山口にあった車の方でしょうね。笙ノ峰の方まで行かれたのかな?


山頂からは大普賢岳をちょうど真横から眺める形になります。実に堂々たる山容です。その左には急峻な行者還岳も見えます。


東の方に目をやれば大台ヶ原の穏やかな山容がすぐ近くに見えます。まさに台地状の地形をしているのがわかります。この角度から大台ヶ原を眺められるポイントは貴重ですね。


西大台へ向けてうねうねと続く竜口尾根が圧倒的なボリュームで迫ります。


大台ヶ原ドライブウェイも見えています。


ちょっとわかりにくいですが、中央やや右には西大台の中ノ滝が見えます。さらにわかりにくいですが、左端には西ノ滝も見えます。


これは有名な大蛇嵓のあたりです。

11時半から登って13時過ぎには早くも下山。ということで登山というよりドライブなんですが(笑)、橡谷西ノ谷林道の紅葉も見頃で楽しめました。

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