今日もヒマ人いじめのええお天気です。自転車ばっかり乗りすぎると自転車嫌いになりますので、また山行ってきました。ヒマ人は趣味が多くないとやってられません(爆)。何年ぶりかわかりませんが、久しぶりに飯南の局ヶ岳へ登ってきました。局ヶ岳は「伊勢の槍ヶ岳」と称され、曽爾あたりの山から眺めると、天を突く威容が登高欲をそそります。南側の局ヶ岳神社から登るルートが一般的ですが、北側の仁柿峠(櫃坂峠)から登るルートは近年整備されて、割と登りやすい道になっています。標高差はこちら側からの方が少ない上、奈良からも行きやすいのです。
登山コース図
R368櫃坂峠から「局ヶ岳登山口」の標識にしたがって右の林道へ入り、2kmほど進んだところにベンチなどが設置された駐車スペースがあります。ここにデポして10時に出発。
案内板が倒れてちょっとわかりづらいのですが、登山道の入口は駐車場から50mほど進んだところの右側にあります。「局橋」と名付けられた木の橋で川を渡ります。
数分登ると道標があり、道が左右に分かれます。局ヶ岳へ登る道は2ルートあり、左は「本コース」、右は「健脚コース」と呼ばれています。行きは左から登ることにしました。
また少し登ると「一丁」と書かれた道標が現れます。以後、山頂まで一丁(約109m)ごとにこの道標が現れ、十八丁で山頂となります。約5分おきくらいに現れるので結構励みになります。
約40分で中間点と書かれた九丁に到着。しかし標高はまだ700m。距離的には半分でも、本当にきついのはこれからです。
徐々に勾配がきつくなっていきますが、十二丁前後が最もきつく、壁のような坂が続きます。
さらに急登が続き、十四丁あたりから雰囲気が明るくなって、やがて主稜線に取り付きます。
主稜線に出ると自然林の割合が増えてきます。十五丁を過ぎたあたりに使途がよくわからないプレハブ小屋が建っています。ここからさらにきつい勾配が続きます。あの尖った部分を登っているわけですから、相当な斜度です。
そして山頂直下の登り、木をつかまないと滑り落ちそうな激坂です。左にマイクロ波反射板が見えてますが、このすぐ上が山頂です。
そして11時半頃、局ヶ岳山頂に着きました。所要時間は1時間25分くらい。山頂は結構狭いですが、360度の大展望が得られます。久しぶりに来ましたが、山名板などが全部落ちていて、局ヶ岳とわかるものが何もないんですね。天気がいいとたいがいヒマ人の一人や二人はいるものですが(笑)、誰もいませんでした。
こちらは飯南方面。有間野あたりを蛇行する櫛田川がよく見えます。
12時40分頃、山頂を後にして下山を始めます。十四丁の分岐まで戻り、同じ道を戻っても面白くないので、下りは健脚コースに入ります。実はこの道を通るのは初めてです。
しばらくは主稜線上を若干アップダウンしながら行きます。かなり狭い尾根になっている部分もあります。
そしてこの道標のある場所を右に折れて、支尾根上を下っていきます。主稜線を直進すれば、栗ノ木岳まで5時間を要する難路です。
この道、健脚コースというだけあって、かなり険しいです。ちょっと道を見失いそうになる箇所もありました。赤テープと木のペンキだけが頼りです。この下りは相当キツイ! かなりヤバそうな場所があったので、木やロープをつかみながら慎重に下ります。
そして十二丁あたりで尾根を外れて、斜面を下っていきます。ちょうどそのあたりに太平洋戦争中、軍用機が墜落したという場所がありました。
斜面をジグザグに下っていくと、やがて沢の畔に出ました。ここからは沢沿いに進みます。
しかしこの道もまた険しい・・。幅が30センチほどしかなく、崩落しそうな場所を慎重に通過します。
そして六丁半あたり、突然林道に出ました。ここまでは一応車が入れるようです。
やっと緊張感から解放されてコンクリート舗装された林道を快調に下っていきます。
林道を下ってきて、二丁過ぎに「健脚コース」の道標があります。林道をまっすぐ下っても行けますが、遠回りになるので登山道を行きます。その代わり、ちょっと登り返しがあります。2時20分頃、下山完了しました。下りは1時間40分もかかってしまいました。このコースは難所が多く、思いのほか時間がかかります。下りに使うのはちょっと怖いなぁ・・
コメント
こんばんは。
アップされたルートを拝見し林道あった!あった!と思わず声に出しましたよ(笑)
まさかその林道がこんな景観の素晴らしい登山コースになっているとは思いもしませんでした。
山登りもしたいのですがなかなか時間が取れずできません。
でもこんな素晴らしい写真を拝見するとムラムラとしてきますね。
@kimotoshi さん
あそこの国道もすごい道だったでしょ。(笑)
この登山ルートも山頂以外はまったく展望が効かず、あまり楽しくないんですね。
まあ奈良や三重の山って植林ばっかりですけど・・