前回ロードバイクのタイヤを交換したのがいつだったかはっきり覚えてませんが、たぶん2年半くらい経ってると思います。一度もパンクせずよく保った方ですが、そろそろスリップサインも消えてきたので替え時かなと思いました。
ロードのタイヤはいつもコスパ抜群のIRC JETTY PLUSを使っています。1本5000円以上する高級タイヤなんて買えません。貧脚には違いがわかりませんので。
ところでJETTY PLUSも前回交換時以降にモデルチェンジがあり、現行の製品は新ETRTO規格に準拠しています。今まで使っていたものは旧ETRTO規格に準拠したものでした。

今まで25Cを使っていたので、深く考えずに今回も25Cを注文してしまったのですが、後から考えるとこれが失敗でした。というのも太さが全然違うのです。

横から見てもタイヤの高さがだいぶ低くなった印象を受けますね。

トレッドパターンは旧作はヤスリ目でしたが、新作は排水溝の入ったものに変わっています。そして見た目で明らかにわかるほど細い! パッと見には23Cくらいの印象を受けますね。何だか前乗っていたクロモリロードを思い出して懐かしくなりました(笑)。
それで実際にどのくらい細くなったのか実測してみました。いずれもエアを6bar入れた状態で測定しています。

これは交換前の旧製品です。同じ25Cなのに何と27mmもあります。正確に言うと27.2mmくらいありそうです。実質28Cと言ってもいいくらいの太さですね。

こちらが交換後の新製品。25Cなのに実際は24mmしかありません。
新ETRTOと旧ETRTOでここまで違うとは想定してませんでした。今使っているホイールはリムの内幅が17mmなんですが、以前はこれでもワイドリムと呼んでいたんですよね。ところが今では19mmが標準になり、17mmはナローリムの部類に入ってしまいました。
旧ETRTO規格では内幅15mmのリムに装着した場合に公称の太さになるように設計されているのに対し、新ETRTO規格では内幅19mmのリムに装着した場合に公称の太さになるように設計されています。
そしてリムの内幅が1mm変わればタイヤの横幅は約0.5mm変わるとされています。つまり17mmのリムに旧規格で25Cのタイヤを装着すれば1mm広がって26C相当になり、逆に新規格で25Cのタイヤを装着すれば1mm狭まって24C相当になるわけです。
実際には前のタイヤは公称より太めだったみたいで、27C相当になっていたわけです。どうりで25Cにしては太いなという印象を持っていました。
ということは同じ太さにしようと思えば今回は25Cではなく28Cを買うべきだったのです。それで27C相当になりますから、もちろん問題なく入ります。
しかし買ってから2ヶ月寝かせてあったので、もう返品期限を過ぎてしまいました。このまま使うしかありません。でも乗り心地悪いのは嫌なので、早々に再交換すると思います。
ちゃんと考えずに買ったのが悪いんですが、これからタイヤ交換される方は新ETRTO規格との違いにくれぐれもご注意下さい。





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