高知県の土佐清水市にある竜串という有名な景勝地。最後に行ったのは2008年の自転車旅行の時だったと思います。行くだけでも遠いところなので長らくこの辺まで行ったことがありませんでした。
さらに遡ること40年近く前、ここを初めて訪れました。記憶はあまり残ってないのですが、竜串からグラスボートに乗って見残という場所に上陸したのをかすかに覚えています。今までそういうこともすっかり忘れてましたが、写真はどこかに残っているはずです。
見残(みのこし)という名前は、道があまりに険しいため弘法大師も見残したという伝説から来ています。波の浸食により激しく削られた地形が多数見られる奇勝であり、竜串とセットで行くべき場所です。通常はグラスボートで上陸するのが一般的な行き方ですが、実は陸側からも徒歩で行く方法があることを最近知りました。竜串の東側にある千尋岬という半島からアクセスできます。全国各地にある長距離自然歩道の四国版である「四国のみち」の一部となっています。
ここを歩いて行ってみたいと思ったので、超久しぶりに土佐清水まで行ってきました。
GPSログ
レポート
R321の三崎浦付近から千尋岬へ入る道が分岐しています。距離にして1.5kmほどですが、なかなか道が悪いため走りにくいです。道が行き止まりになったところに駐車スペースが2ヶ所ありますので、そこに駐車して午前8時20分に歩き始めました。
この石段が見残への入口です。見残展望台まで1.1kmの標識があります。
亜熱帯林の中を行く歩きやすい道がしばらく続きます。前半は概ね上り基調です。
「四国のみち」の道標がありました。
後半は平坦から若干下りになります。
そしてここが展望台と海岸への分岐点です。まず展望台の方へ行ってみます。
分岐から展望台まではすぐです。ここまで来るだけなら20分ほどで着きますので大したことはありません。対岸に竜串や海中公園が見えます。しかし10月半ばなのに湿度が高くてめちゃくちゃ蒸し暑い。完全に30℃超えてるでしょう。早くも汗だくになるし、居たたまれない暑さ。
叶崎へと続く海岸線が見えます。
グラスボート発着場はこのあたりかな?
いったん分岐点まで戻って見残海岸へ下りました。ここから岩礁を伝って歩きますが、隙間が空いているところなどはコンクリートで橋が作られていますので歩きやすくなっています。これがなければ歩くのは困難でしょう。
海岸すれすれを歩くのが楽しい。
波に削られて無数の穴が空いた岩があちこちにあります。
竜串よりもこちらは景観がダイナミックですね。
こういうものが自然にできるとは芸術ですな。
これまた奇妙奇天烈な岩。この感じは熊野の鬼ヶ城にも似てますね。
この岩には「蜂の巣城」という名前が付いています。
海岸歩きがなかなか長く、だいぶ歩いた気がしますがグラスボート発着場はまだ見えてきません。
船を繋ぎ止める柱でしょうか、やっとグラスボート発着場に着いたみたいです。
ここがグラスボート発着場です。地図に載っている場所とは少し違いますね。変わったんでしょうか? 大昔に来たはずなんですが、全然記憶がない。
グラスボート発着場の奥に公衆トイレがあり、そこから急な階段を登ります。帰りはずっと上りが続くので大変。
同じ道を戻って2時間で全行程終了。距離にして3.8kmほどでした。暑すぎてもう耐えられん!
コメント