熊野古道中辺路(熊野本宮・箸折峠・高原熊野神社)

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ハイキング

熊野2日目はどんよりと曇り。まあ自転車がなければ天気は関係ありません(笑)。今日はちょっと変則的ですが、中辺路に沿って車で移動しながら3ヶ所を歩いてきました。1日分まとめてレポートします。

熊野本宮から見晴台地まで


最初に熊野本宮を出発して祓殿王子を経て石畳の道を歩き、見晴台地と呼ばれる展望台まで往復します。スタート地点は熊野本宮大社の上にある参拝者駐車場から。ここはあまり知られていませんが、拝殿に最も近い場所にあります。行き方がちょっとわかりにくい。


せっかくここまで来たので熊野本宮大社にお参りしてから出発します。朝早いと人も少なくて静か。


駐車場から車道を少し登っていくと、すぐ祓殿王子があります。熊野本宮に最も近い王子です。


そのまま車道を登っていくとこの看板があって、フェンスの右側から石段を登っていきます。


石段を登った先には祓殿石塚遺跡という場所があります。これは参拝者らが穢れを清めるため石を積んでいった場所と言われています。


山道を進んでいくと名所となっている石畳の道が始まります。最も熊野古道らしい道です。これは昔からあるものなんでしょうか。


石段をだいぶ登っていくと、「ちょっとより道」という看板があります。本道から少し右にそれる形で見晴台地への道が分岐します。


少し登ると小さな広場があり、ベンチが置かれています。


見晴台地からは眼下に大斎原の大鳥居を眺めることができます。大斎原はかつての熊野本宮大社があった最も神聖とされる場所です。


帰りは見晴台地を北側へ回り込んで本道に復帰し、同じ道を引き返して熊野本宮へ戻りました。

近露王子から箸折峠まで


次は一気に近露まで移動しまして、近露王子公園の駐車場から箸折峠へ向けてスタートします。


駐車場から車道を歩いていき、日置川にかかる橋を渡ります。


橋を渡った先、Y字路の真ん中から熊野古道が分岐しています。取り付き付近は風情のある竹藪の中に石畳が続きます。


途中に東屋の展望台があって、そこから結構きつい石段が続きます。


石段が終わって平坦になると、ここが箸折峠らしいです。距離は短いですが、結構登りました。峠自体は何の変哲もない場所です。


峠には道標があって、牛馬童子像への分岐があります。わずかの距離で小高い丘に登ると、そこにはまず宝筐印塔と呼ばれる石塔が目につきます。鎌倉時代の作らしいです。


そして最も奥、後ろ向きに牛馬童子像が立っていました。思ったよりずいぶん小さいものでした。その可愛らしい姿から熊野古道でも人気のあるスポットとなっています。一説によると花山法皇の旅姿であるとも言われています。しかし牛と馬に同時に跨るなんて物理的には不可能ですよね(笑)。右の石仏は役行者像です。後ろに見えるのは不動明王像かな?


牛馬童子像を後にして同じ道を引き返します。帰りに見た展望台から近露の風景です。


帰りに近露王子跡に寄っていきました。今は石碑が残るのみです。

高原熊野神社


最後に中辺路町方面へ移動し、高原熊野神社を訪問します。ここは駐車場からすぐなのでほとんど歩きません。駐車場から見える熊野の山々が何とも素晴らしい眺めです。


棚田のある風景がいいですね。


たぶん観光用なんでしょうけど、味のある水車小屋もありました。


高原熊野神社まではすぐです。社殿自体はそんなに大きなものではありませんが、熊野古道で最古と言われるパワースポットです。


拝殿の壁画や装飾が鮮やかですね。


そして度肝を抜かれるのが御神木の楠です。社殿の横に一本と、奥にももう一本あります。その生命力に並々ならぬパワーを感じます。


神社の周りではシャガが咲いていました。もうそんな季節なんですね。


熊野古道となっている集落内の道をちょっと散策してみました。

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