自転車引退が間近になっておりますが(爆)、MR-4を手放したことでモヤモヤが晴れスッキリした気分です。やっぱり無駄なモノを抱え込むことは心まで重くするんですね。断捨離万歳ですよ(笑)。
これでMR-4かロードバイクかで迷う必要がなくなったので単純明快ですよ。MR-4を積んでも結局一台分占有されるのは同じなので、もともとロードバイクで十分だったんですよね。フロントバッグ? そんなもん要りません(笑)。フロントバッグが必要なのは写真を撮るからでしょ? 写真なんかやめてしまえばフロントバッグも要らないんです。繰り返し力説してますように、自転車と写真を組み合わせるとどっちもつまらなくなる、これは真実です。
断捨離して実にシンプルになりましたので、どっか遠くへ行きたい気分になりました(笑)。先月からずっと紀伊半島へ行きたいなぁと思ってたのですが、9月は雨ばっかりでどこも行けず、結局この時期までずれ込んでしまいました。紀伊半島と言ってももうかなり行き尽くしてるんですけど、どうも御坊周辺のいわゆる紀中と呼ばれるエリアが空白地帯になってるんですよね。この辺は奈良からは最も行きにくいエリアなのでそうなってしまうんでしょうね。というわけで、まだ走ったことのない酷道425号線をメインにコースを考えてみました。
走行コース図はこちら
ここまで日帰りで往復するのは非常にきついので、前日から道の駅「San Pin 中津」で車中泊しました。ここは大型車は来ないんですけど、夜でも意外と車が多いのであまり静かではなかったですね。夜は少し雨が降りましたが、明け方には上がり、霧が立ちこめていました。今日はいい天気になりそうです。午前7時45分頃に出発します。
県道26号から岡本橋を渡って対岸道に入ります。こちらはほとんど車が通らないので静かです。こんな何気ない風景も朝霧が出るとフォトジェニックになりますね。
尾曽というところで橋を渡って「かまきりトンネル」に入ります。標識がないので危うく行き過ぎるところでした(笑)。トンネルまで少しだけ上りますが、県道26号を走るよりは楽になります。このトンネル、2004年に美山から御坊へ走ったことがあるんで懐かしいなぁ・・
かまきりトンネルを抜けて県道25号へ。日高川の蛇行部分をショートカットした形になります。朝霧がかかると何でも絵になりますね・・(笑)
再び県道26号に合流する三十木というところで廃校を発見。「子十浦小学校」と読めますね。鉄筋校舎なので潜入する意欲は湧きませんでしたが・・(笑)
再び県道26号を走り、上越方にある赤い橋を渡ってR424に入ります。龍神方面へはここを通ると大幅なショートカットになります。
R424に入り、しばらく行くと椿山ダムです。ダムまでの上りはお約束ですね。
R424を淡々と走り、やっとR425との分岐となる小家まで来ました。ここまで単調でずいぶん長かった気がします。
小家からピークの唐尾トンネルまでは標高差にして200m少々の上りです。そんなに激坂はないので淡々と上っていけます。それにしても結構立派な道ですね。ほとんど1.5車線は確保されており、ひび割れとかもなく路面もきれいでした。「酷道」とは名ばかりでちょっと拍子抜けしましたね(笑)。トンネルを抜けると印南町に入ります。
一番狭い部分でもこのくらいですね。普通車なら余裕で通れる幅があります。そんなに長くは続かないので離合に苦労することもないでしょう。どこが酷道やねん?って感じですが・・(笑)
だいぶ下ってきて上洞というところに「上洞棚田」の案内板がありました。このくらいの規模の棚田はいくらでもあると思うんですけど、この地方独特の木で作った囲いがユニークですね。こういうのは初めて見ました。
上洞を過ぎると新しいトンネル2本が連続するバイパス区間となります。おそらくこれは切目川ダムの建設に伴って付け替えられたものでしょう。酷道の面影はどこにもありませんでした(笑)。そして2本目の高串トンネルを抜けたところで右手に真新しい休憩所を発見。ベンチがあるのでここでお昼にしました。最近こういう休憩所を見つけると「車中泊できそうか?」という目で見てしまうんですよね(笑)。ここなら駐車場はあるし、トイレは24時間使えそうだし、おまけに自販機まであってもう完璧ですよ(笑)。車はほとんど通らないので超静かです。一度ここで泊まってみたいなぁ・・
これが休憩所のそばにある切目川ダムです。最近の地図にもまだ載ってませんね。ごく最近完成したばかりのようです。
R425をどんどん下り、美里で右折して県道27号に入ります。
才ノ神峠まで標高差50mほどの上りですが、これが意外としんどいです。この付近には産廃処理場があって殺伐とした雰囲気でした。峠も何の趣もないところです。
江川で県道25号に入り、JR和佐駅を目指します。ここもいつか来たことがありましたが、旧駅舎は閉鎖されて横にパイプ状の珍駅舎?ができていました(笑)。無人駅はコンテナを利用したものが多いですが、こんな形は初めて見ました。
和佐駅から県道193号線を走って行きます。お約束の向かい風。ミカン畑のある風景はいかにも和歌山らしいですね。
千鳥橋まではずっと日高川左岸の県道193号線を走ります。この方が若干近道になる上に交通量は皆無です。
午後1時40分頃に道の駅に戻ってきました。距離72.6kmで目標の6時間は切りましたが、まだまだ遅いですね。もっと無駄な時間を断捨離しましょう(笑)。これはもしかすると今年の最長距離かもしれないですね。引退間近なのにこんなに走ってもええのか?(爆)
走行距離:72.6km
平均速度:17.5km/h