前から一度行ってみたかった岡山県の片鉄ロマン街道へ行ってまいりました。ここは旧片上鉄道の廃線跡を利用したサイクリングロードで、坂がほとんどないのが特徴です。沿線には当時の駅舎やホームがそのまま残っていたり、鉄な方には魅力的なコースなのですね。(笑)
片鉄ロマン街道の本来の起点は備前片上駅となっておりますが、終点まで片道34kmあり、往復しかすることができませんので、途中の和気からスタートします。JR和気駅のやや北、益原というところにある交通公園に広い駐車場がありますので、ここを起点とします。この白い屋根が目印です。
走行ルート図
サイクリングロードはこんな感じでR374にほぼ並行しています。何となく鉄道跡のような感じがしますね。ただし全部が全部こうじゃないのです・・
しばらく行くと最初の駅舎・天瀬駅が現れます。ホームも列車が走っていたときのそのままでいい感じですね。
鉄道時代のトンネルもそのまま残っています。
ちょっとの間、国道の歩道を走らされる部分がありますが、国道を横断した後、少し離れたところを走ります。
そしてもうちょっと行くと備前矢田駅のホームが現れます。すぐそばに役場があり、この辺が旧佐伯町の中心でした。
矢田を過ぎ、再びR374に並行して走ります。
快調に走っていくと、苦木駅に到着しました。途中で旧駅舎が残っているのは、天瀬駅とここの2ヶ所です。
駅舎の中はこんな感じで、木製の腰掛けが懐かしい感じ。地元の方がきれいに掃除されています。
苦木からもうちょっと行くと、備作大橋を渡ります。この辺は当然のように国道の歩道を走らされます。
備作大橋を渡った先には備前福田の駅名標があり、公衆トイレのある休憩所となっています。
備前福田のすぐ先でR374から離れ、吉井川の堤防上を走ります。ところがこの道、邪魔なポールだらけで非常にうっとうしい。これはいじめかと思いますね(爆)。ですので隣の車道を走った方がはるかに快適です。どうせここは関係車両しか通りませんので・・
堤防区間が終わった後、再びR374に合流して周匝(すさい)橋を渡ります。実はここを渡らずに近道があるのですが、とりあえず往路は忠実にサイクリングロードをたどることにします。
周匝橋を渡って再び堤防上を走り、次の橋を渡ってまた元来た方向へ戻ります。これがずいぶん回り道なんですね・・。そしてこの後はずっと県道の歩道を走らされます。しかも右側。右側通行が嫌な人は車道の左側を走りましょう。
そして一応案内板があるのでわかると思いますが、県道から右斜めへそれて終点の吉ヶ原へ向かいます。キロ程標の向こうに菜の花畑が・・
そしてついに終点の吉ヶ原駅に到着です。こんな気動車が出迎えてくれます。
ずっと「よしがはら」だと思ってたんですが、正しくは「きちがはら」だったんですね。(^^;
駅舎内は昔の雰囲気がそのまま残っています。
懐かしい客車ですねえ。ちなみにこの列車は毎月一回、定期的に駅構内を運転しているそうです。200円で何度でも試乗できるそうですよ。
帰りは同じ道を戻るだけですので省略しますが、回り道を避けてショートカットしました。飯岡(ゆうか)橋という人だけが渡れる橋を通って周匝へ渡ります。
いつものパターンなんですが、帰りはすさまじい向かい風。進行方向が時々変わるのでまだ良いものの、基本的にずっと向かい風です。特に最後の矢田を過ぎてからは無茶苦茶きつかった・・。この後、すぐ近くにある和気鵜飼谷温泉で汗を流し、翌日に備えて岡山方面へ移動しました。
走行距離:47.2km
平均速度:19.2km/h