三郎ヶ岳山頂
最近土日ばかり晴れて平日は天気が悪い。いろいろ行きたいところはあるのですが、土日に山は行かない主義なのでなかなか行くチャンスがありませんでした。今日は久しぶりに平日晴れたので軽めの山に登ってきました。ここも12年ほど前に一度登ったきりでずいぶん久しぶりです。
高城山の登山ルートと言えば、仏隆寺から出発して高城山に登り、三郎ヶ岳へ縦走して帰りに石割峠を越えるルートが一般的です。しかし仏隆寺から登山口まで結構距離がありますので、できるだけ近くまで車で行きます。(^^; 仏隆寺から諸木野へ抜ける林道の峠のあたりに「児玉稲荷」と刻まれた石柱があり、車3台分ほどが停められるスペースがあります。そこに停めてすぐ前の道を登り始めます。しかし道標が何もないので本当にこれでいいのか少々不安でした。
どうやら本来の登山口はもう少し諸木野寄りにあったようですが、少し登ると墓地があり、そこを抜けると幅の広い道が右から合流してきました。ちゃんと道標もありますのでこれで安心です。ここから尾根伝いに標高差200mほどを一気に駆け上がる急坂が続きます。ずっと薄暗い植林の中で面白い道ではありません。
約25分で高城山山頂に着きました。小さな祠が祭られており、立派な東屋も建っています。山頂付近だけは新緑の自然林に覆われています。
ここからの展望は南西方向が開けており、大峰山脈から台高山脈北部までを見渡せます。山上ヶ岳のテーブル状の山容がすぐ確認できました。
山頂からの展望をハイビジョン動画で撮ってみました。
高城山から尾根伝いに三郎ヶ岳へ縦走します。いったん急坂を下り、小さなピークを2つほど越えた後、鞍部まで下ろされます。そこからは目の前に壁のような激坂が・・
三郎ヶ岳への尾根は結構細い部分があり、険しい岩場もあります。ちょっと緊張を要する場面です。そこを過ぎると最後の急登が始まります。ここは本当にキツいです。ロープが張られていますが、何か掴まるものがないと辛いところですね。
高城山から約30分で三郎ヶ岳山頂に着きました。ここは狭い山頂ですが、高城山にも増して展望はすばらしく、ほぼ360度の大展望が得られます。南には高見山をはじめ、国見山付近の稜線から大台ヶ原までくっきりと見えます。
東の方には住塚山・古光山などおなじみの曽爾の山々をはじめ、彼方に局ヶ岳が頭を出しているのが見えます。今日は空気も澄んでいて本当にすばらしい展望でした。ここで昼食にして、12時半頃下山を始めます。
三郎ヶ岳からのパノラマ動画
「石割峠」の道標を見て南東方向へ下り始めます。三郎ヶ岳からの下りはこれまたとんでもない急坂で、ずっと鎖が張られています。足を滑らせるとズルズルいってしまいそうな坂なので気を抜けない下りです。
やっと急な下りが終わると斜面の上の方に石仏が現れます。
そしてすぐ下に明開寺の奥の院があります。昔来たときはこの道標がなく、小屋の奥の方の道(血原橋と書いてある)を下ったのですが、そちらへ行くと石割峠を東から越える形になります。今度は小屋の手前、「石割峠」と書いてある方の道を下りました。入口がちょっとわかりにくいですが、すぐ明瞭な道となります。植林の中のよく踏まれた道をどんどん下っていきます。
そして石割峠の西側で伊勢本街道に合流しました。こちらに出てくればもう一度峠を越える必要はないわけです。以前MTBで石割峠を越えたことがありますが、上りはすべて押しでした。
伊勢本街道はすぐに単調な林道となります。MTBならあっという間ですが、歩くとずいぶん長いです。
林道がアスファルト舗装に変わる頃、諸木野という美しい名前の集落に出ます。これぞ日本の美しい風景です。
諸木野から駐車場所まで林道を少し登らないといけませんが、カメラ片手にてくてくと里歩きも楽しいものです。
ツツジもきれいに咲いております。
美しい道です。
駐車場所にほとんど戻る頃、さっき登ってきた高城山が水田越しに見えました。そして2時過ぎに登山口に戻りました。一応、今日も膝痛は発症しておりません。
歩行距離:4.93km
平均速度:3.0km/h
体重:58.3kg
コメント
ひとつ気になっていたのは…ケーナを山頂で演奏してて、もし誰か人が来たときにどうするんでしょうか?
1)そのまま演奏し続ける 2)演奏を中断する 3)その人の反応を見て演奏する 4)その他
@KAY.T さん
答えは1)です。
音楽というものはつまるところ、誰かに聴いてもらわなければ意味がないわけです。
人前で演奏する緊張感をいつも持ってないと絶対うまくはなりません。
それは駅前でギター弾いてる人も同じでしょう。
足を止めて聴いてくれるぐらいのレベルにならないとだめなんですがね・・