自転車は乗るよりいじる方が楽しい。(爆)
2年前に買ってタイヤを交換するくらいしかいじってなかったLGS-POPですが、ここへ来てちょっと本格的にいじってみました。やったことはリムテープの交換とバルブスペーサーの装着、それにスプロケットの交換です。
1年半くらい前、タイヤを交換したときにリムテープも交換したんですが、そのときは定番のHerrmansのリムテープがどこにも在庫なく、仕方なくTIOGAの17mmリムテープを入れてました。販売店に確認したところ高圧対応ではないとのことでしたが、今履いているTIOGAのPowerBlockは5.5気圧ですので、そのくらいなら何とか保つだろうとの判断です。しかしSchwalbeのKojakのような高圧タイヤを履くにはちょっと不安がありますね・・
そもそも交換する気はまったくなかったのですが、別件で密林を検索していましたらたまたまHerrmansの18mm幅リムテープ(ETRTO 406)の在庫があったので速攻でポチっときました。以前は451だけあって、406がどうしてもなかったんですよね。いったい何だったのでしょう? とりあえず取り寄せておけば交換するのはいつでもいいと思ってたのですが・・
今度はバルブ穴の直径が気になりました。LGS-POPのリムは英式バルブ用ですので、仏式バルブのチューブを入れると隙間ができてしまいます。そのままではチューブがずれてパンクする恐れがありますので、この隙間を埋めなければなりません。Schwalbeのチューブに付いてくるバルブナットにはフランジが付いていて、一応スペーサーの役割を果たしていますので、今まではそれで特に問題なく使えていました。ただフランジがとても薄いので、ネジがちょっと緩むとずれる恐れがあるんですね。まあ実用上問題はないとはいえ、精神衛生上はあまりよろしくありません。
そこでこのようなバルブナットにフランジが付いたスペーサーも市販されております。このくらい高さがあればしっかりはまるので安心だろうと思われるのですが、レビューを見るとリムによっては微妙に径が合わなくて入らない場合があるらしいです。というか、LGS-POPのリムには入らないという報告がありましたのでたぶん無理です。そこで他に良さそうなのがないか探してましたら、こんなのが見つかりました。
何となく危険な香りがします(爆)。これってもともとはドッペルギャンガーが販売しているウルトラライトエコタイヤチューブの純正パーツらしいんですが、英式バルブのリム穴にはめて隙間を埋めるためのプラスチック製スペーサーです。仏式バルブ(ネジなし)と書いてあるので、一見ネジありタイプには使えないような誤解を受けますが、そうではありません。ネジなしタイプの場合、バルブナット方式のスペーサーは物理的に使えないので、これしか選択がないわけです。ネジありタイプのチューブでも問題なく使えますよ。
1個は予備ということで3個入っています。これがただのプラスチックなのに620円もするんですよ。どんだけボッタクリなんだ。(爆)
LGS-POPはクイックリリースじゃないので、本当のことをいえばホイールごと交換してしまった方が良いことは良いんですね。ただ20インチの完組ホイールは一番安いやつでも前後で17,000円もします。もともと安い自転車にそこまで金をかけるのはちょっと躊躇しますので、まあ当面は今のホイールで我慢することにします。
というわけで、パーツが届いたところで交換しようかと思ったのですが、また良からぬことを思いつきました(笑)。LGS-POPはホイールを外すのがめんどくさいので、できるだけ一度でやってしまった方が効率的なんですね。そこでスプロケ交換も同時にやっちゃいます。
LGS-POPにはもともと11-34Tという超ワイドレシオのスプロケが付いております。フロントは小径車には珍しい48Tですから、フロントシングルではあっても実質的にダブルと同じレベルまでギア比を落とすことができます。
ただこの34Tというのがクセ者でして、変速のギャップがむちゃくちゃ大きいんです。このギアを見て下さい。一番外側だけが極端にでかいんですね。ギアの構成を調べてみると下のようになっております。
11-34T: 11-13-15-17-20-23-26-34T
何と1速と2速の間が8も飛んでいるわけですよ。これじゃいきなり軽くなる感じでとても使いにくいんですよね。何でこんなわけのわからんことするんだ? 実際のところ、リア34Tというのはフロントが浮きそうになるくらいの超激坂でないと必要ありません。6~8%くらいの普通の坂では明らかに軽すぎて進まないんですよね。ただそのくらいの坂にちょうどいいギア比というものがないんです。せっかく8速あるのに、中間のギアが有効に使えないのはもったいないですね。
そこで注目したのが11-32Tというスプロケットです。これもギア構成を調べてみると次のようになっております。
11-32T: 11-13-15-18-21-24-28-32T
これだと歯数の飛びは最大で4ですね。11-34Tと比べますと、トップ側3枚は同じ構成で、4枚目以降が全体にロー寄りにシフトした形になっています。これならほぼ均等に変速できるので、中間のギアも有効に使えそうです。明らかにこちらの方がつながりが良いはずですね。
というわけで、追加で仕入れました。型番はCS-HG51-8というものです。LGS-POPにもともと付いているのはCS-HG31ですので、2つ上のグレードになります。CS-HG41というのもあるのですが、軽量化を狙ってワンランク上にしました。値段も300円しか違いませんし・・
これでパーツが揃ったので作業開始です。まずはスプロケ交換からやります。
その前に比較してみましょう。左がもともと付いていた11-34Tです。異様にでかいですね(笑)。これは汚れてるんじゃなくてもともと黒いんです。右が11-32Tです。シルバーなのでかっこいいですね。一応重さを量ってみたのですが、330g→305gで25gの軽量化でした。意外と変わらなかったですね。(笑)
スプロケの交換は手慣れたものですから難なく完了。ついでにこの汚らしいプラスチック円盤を取ってやりましょう。これって完成車を買うと必ず付いてくるんですが、チェーンが内側に外れてスポークに挟まるのを防ぐためのものらしいです。でも今どきのディレーラーは優秀ですので、そのようなことはまずあり得ません。いつまでこんなことやってるんだ? これがあると自転車が安っぽく見えますので、取っただけで高級に見えますよ。(笑)
次はリムテープの交換。まず今まで入っていたTIOGAのリムテープの状態を確認します。リム穴の部分が押されて少し凹んでますが、5.5気圧くらいなら十分耐えられそうですね。このリムテープはナイロン製で割としっかりしてますので、そこそこは使えます。
そして新しいHerrmansのリムテープを装着しました。噂通りちょっと固かったですが、引き伸ばしながら入れると難なく入ります。これは幅が18mmあってリムを全部覆ってくれますので、ずれる心配がありません。材質は厚手のナイロンでしっかりしており、8気圧まで耐えられるそうです。これで高圧タイヤを履いても安心。
次にバルブスペーサーを装着します。これは外側から挿入する形になります。少し固いですが、一度入れると簡単に外れることはありません。バルブナットタイプと違ってリム側に残りますので、チューブ交換の際に付け外しする必要がありません。黒のリムなら見た目も目立たなくていいですね。
これで完成しました。見た目もちょっと高級になりましたね(笑)。しかしギア比を上げる方向の改造って初めてだわ(笑)。
これでLGS-POPもツーリングに使えるかなぁ? でも売る可能性が浮上してきたんですよね(爆)。あまり金はかけないほうが・・(^^;