丸山の千枚田
GWが終わったら旅行でも行きたいなと思ってたのですが、なかなかモチベーションも上がらず、気がつけばもう6月。そろそろ梅雨入りも近いので今のうちに行っとかないとまた先送りになりそう。と言ってもあんまり行きたいところもないのですが、先日鉄人児玉さんと天五さんが奥瀞峡を走られたのに刺激され、未踏の蟻越峠を越えることを思いつきました。そこまで行けば当然千枚田もルートに入ってきます。今頃の千枚田は見たことないので楽しみです。ということで、当日は熊野市泊まりにして一泊で行ってきました。
地図
レポート
北山村の道の駅まで3時間かかりました。そこを起点に11時10分出発します。
R169を十津川方面へ向かうと荒々しい様相を見せる奥瀞峡があちこちに眺められます。
その後、3本のトンネルが断続して葛川方面との分岐点に着きます。以前はここを右折して十津川方面へ向かったので、これより先のR169は未踏区間です。この辺は奈良県十津川村なのか・・
いったん和歌山県に入り、最近できたばかりの瀞峡トンネルを抜けます。古い田戸トンネルと2本並んですぐ下にありますが、長さは2049mもあります。最新のトンネルらしく、中はすごく明るいです。この道って本当に交通量少ないですね。ここまで数台の車しか見てません。道だけやたらと立派で無駄遣いの象徴みたいな道路でした。(笑)
瀞峡トンネルを抜けるとすぐ本日のメインイベント・蟻越峠への上りが始まります。ここから標高差200mくらいでしょうか。いったん折り返してトラバース状に上っていきます。でも勾配はさほどきつくなく、売り切れてない脚では楽勝でした(笑)。上部は割と展望が利きますが、峠そのものは何の変哲もない切り通しでした。なぜか「蟻越峠」のバス停があります。
蟻越峠からは上ったのとほぼ同じだけ下らされ、竹筒で十津川方面からの道と合流します。ここは鋭角に折り返して紀和方面のR311へ進みます。
竹筒からは蛇行する北山川がきれいに見えます。時折、瀞峡巡りのウォータージェット船も通ります。
そしてここから紀和方面へ向かうには一山越えなければなりません。ここは何度か通っているのですが、この上りは蟻越峠より嫌だと思います。結構きつくてしつこいんですよね・・。やっと上り着いたところは旧熊野川町との境で、ここからいったん和歌山県に入ります。それにしてもこれだけ苦労させておいて峠の名前もないんですかね? 愛想なしやなぁ・・
しばらく下って川沿いに進み、瀞大橋を渡ります。ここから三重県。なんてややこしいんだ・・
市町村合併で熊野市の一部となった紀和町内に入り、紀和鉱山跡の「鉱山乃足湯」に浸かります。これは疲労回復に効くみたい。
R311は無駄に上らされるので避け、川沿いの県道765号に入ります。さらに大栗須で右折して県道780号に入ります。そして再びR311に合流しますが、いつもの県道経由ではなく、千枚田の中を直接上るルートをとります。こちらの方が急勾配ですが、千枚田の中を通れるので魅力的です。
R311に合流して橋を渡ってすぐ、「ふれあい市場千枚田」の看板のあるところを左に入ります。ここから細い道をしばらく上ると千枚田の一番下に出ます。最後は結構な激坂でした。
いよいよ本日のハイライト・丸山千枚田の中を上っていきます。さほど激坂ではありません。上るにつれて眼下にきらめく千枚田が広がってきます。一番上の展望台からはこんな風に眺められます。言葉にならない絶景ですね。これはもう芸術です。やはり田植えが済んだばかりの今頃の季節が一番美しいと思います。あとは黄金色に実る初秋でしょうか。写真撮りまくりでなかなか進みません。(笑)
千枚田を上りきると県道40号に合流し、赤木方面へ向かいます。このあたりの風景はとても好きです。玉置山の麓に沿って上ったり下ったりを繰り返します。
平谷を過ぎると育生町長井まで一気に下りとなり、札立峠から来る県道52号と合流します。このあたりって本当にゴツゴツした岩山が多いんですね・・
育生町大井で新大沼橋を渡り、再びR169に出てあと3kmほど走れば道の駅です。16時15分頃、帰着しました。距離は50kmもないのにちょうど5時間もかかってるんですね。写真を撮るといかに効率が悪いかってことですな。しかし距離の割にはすごく中身の濃いツーリングでした。
走行距離:46.8km
平均速度:16.0km/h
体重:58.7kg
コメント
いいですね。千枚田、秋の借り入れ前の風景を見たくなりましたね。
自分も写真とtwitterの携帯メールやってたら時速15キロとかになってしまいます。
まあ、レースではなくって真性ポタですからいいんじゃないですか…(笑)。
僕が写真レポートや動画レポートの字幕に「田戸トンネル」と書いた、あの明るくて車の通らない新しいトンネルは実は「瀞峡トンネル」だったんでしょうか? 僕も写真レポートの時は自信なかったんですが(3つくらいトンネルが続きますからね)、その写真レポートの記事にcancanさんから「田戸トンネルっていつの間にか開通してたんですか」というコメントを頂いたので、「じゃあ新しいトンネル=田戸トンネルで合ってるんだな」と思ったんですが…(って人のせいにしちゃいけないんですが…笑)。写真レポートはすぐ直せるけど、動画の字幕はめんどくさいのでもう直せないなぁ…。
僕も本当はこの時期の丸山千枚田にぜひ行きたかったので、児玉さんを「大台ヶ原山頂経由で熊野」に誘導しようと頑張ってたんですが、児玉さんが何がなんでもあのルートで潮岬に行きたそうだったのであきらめました(笑)。
@KAY.T さん
停止時間も含めた全平均速度では10キロ切ってるんですけどね。(笑)
これぞ真性ポタって感じです。
ここは秋の刈り入れが早くて9月初めにはもう終わってしまいます。
8月末くらいに行かないとだめですね。
@天神橋5丁目 さん
入口にちゃんと「瀞峡トンネル」と書いてありましたよ。新しい地図にも載っています。
田戸トンネルは古い方ですね。
大台ヶ原経由ってまた恐ろしいことを・・(それって経由とは言わないだろう?)
昨年の小口ツアーで千枚田はトラウマになってるのかと思いましたよ。(笑)
ごめんなさいね、でも工事中は確か(新)田戸トンネルだったと記憶しているのですが...
写真でびっくりしたのは「竹筒」の三叉路
http://canpal.net/bicycle/road/24_mie/kokudou/r311_p70.jpg
しかし同じ場所なんだろうlか...
しかし田植え直後の棚田はすばらしいですね。
@cancan さん
これはだいぶ古い写真ですよね。
9年前の2001年にも同じ場所で写真撮ってますが、その頃はまだ両方とも1車線でしたね。
ただ左側の道は拡幅工事中で、標識も「北山・瀞」に変わってました。
瀞峡トンネル出来たんですね?田戸トンネルは現有してますよ。田戸の次が新しい瀞峡トンネルと思います。3年ほど前は工事中で、右の斜面から旧道を登らされましたわ。狭くて暗くて…しか記憶はないんですが、趣のある林道でしたよ。また行こうかな?
@Choko さん
田戸トンネルと瀞峡トンネルは並行してますので連続して通ることはないですよ。
標高はほとんど変わらないので自転車なら所要時間は大差ないと思います。