20インチ小径車にはタイヤの規格が2種類あるのをご存知でしょうか? ETRTO規格で言うと、一般的な406と一回り大きい451の2種類が存在します。このうち406は比較的選択肢が多いのですが、451となると選択肢が非常に限られて車種によっては入手が困難になることがあります。
自分が乗っているIDIOMも451規格なのですが、しかもセミディープリムなのでバルブ長に制約があり、さらに選択肢が狭まります。純正で付いているチューブはバルブ長48mmなのですが、この長さはほとんど売っていないのです。一応パナレーサーならバルブ長48mmのラインナップがあるのですが、値段が高い上にパナはバルブの根元がすぐひび割れするため使いたくありません(何度もやられてます)。
それで仕方なく今まで入手が容易なシュワルベの451チューブを使っていました。ただバルブ長は40mmしかないんですよね。
リムハイト30mmのIDIOMにシュワルベの40mmを入れるとこんな感じ。バルブの頭が1センチほどしか出ません。これでも使えないことはないですが、空気を入れるときにちょっと作業性が悪いですね。
それと純正チューブに比べて空気の減りがやや早いように感じるんですよね。これはおそらくゴムが薄いからじゃなくてバルブコアが外れるのが原因ではないかと思っています。このタイプはどうしても緩みが生じやすいのでそこからリークが発生する可能性があります。バルブコアが外れる恩恵は全くないので、できるだけこのタイプは使いたくないんですよね。
そこで最近目に付いたタイオガの451チューブを買ってみました。稀少な48mmと60mmまでありますよ。価格は2本セットで2,000円とまあまあリーズナブルです。
こういう細長いパッケージは珍しいですね。携帯性はちょっと悪いんですが。
手で触った感じはゴムが厚くて重たそうな印象でしたが、86.7gと意外と軽い。
ちなみにシュワルベも測ってみると何とこちらの方が重かった!(笑)
IDIOMのリムに入れるとこのようになります。やっぱり48mmがジャストサイズなんですよね。
いつまでこの製品が生産されるかという不安は少しありますが、今のところ空気抜けも少なそうなのでしばらく様子を見てみます。