恒例の?信州夏旅。今回は自転車なしで。ビーナスライン沿いのエリアはおおよそ行ってるんですが、美ヶ原周辺だけまだ行ってなかったのでその辺を歩いてみたいと思ってました。
ただ美ヶ原を歩くだけでは単なる観光なので、扉峠から茶臼山に登るルートを考えました。茶臼山というのは王ヶ頭・物見岩山と並んで美ヶ原を取り囲む山々の一つで、その中では最も南にあり、標高は王ヶ頭に次いで高い2006mあります。扉峠からは標高差約400m・1時間半ほどで登れるようです。
GPSログはこちら↓
スタート地点はビーナスライン上にある扉峠駐車場から。今はやってない潰れたレストランがあります(笑)。以前あった公衆トイレも閉鎖され、現在は簡易トイレが2個置かれていますが、それも1個故障中(笑)。寂れてるなぁ。
駐車場からビーナスラインに降りてすぐのところ、青い看板の左側に登山口を示す道標があります。道標によると茶臼山まで3.8kmと書いてありますが、それは間違いで実際は2.4kmです。
登山口からは急登が続き、標高差100mあまりを一気に登ります。視界が開けたところが標高1787mの小ピークで、茶臼山まで2.0kmの道標が立っています。後ろには王ヶ頭のアンテナ群が見えますね。
小ピークからは展望が素晴らしく、松本市街の向こうに槍・穂高までくっきり見えます。頂上から北アルプスは見えないので、ここでしっかり見ておきましょう。
小ピークからは上ったり下ったりの尾根道が続きます。これから登る茶臼山が見えてきました。まだかなりの標高差がありますね。
尾根道は展望が良く、乗鞍がちらっと見えました。
30mほど下った後、ようやく上りになります。それほど険しくはないですが、ところどころに岩場もあります。
やがて茶臼山まで0.8kmの道標が現れました。でも本当にしんどいのはここから。
また視界が開ける場所に出ると、めちゃくちゃ気持ちいい景色。こういう山が好きなんだよ。
鉢伏山とその向こうに木曽御岳が見えました。やはり頂上からは見えません。
笹原の気持ちいい道が続きます。この後、頂上まで一番きつい上りが始まります。
急登の後、頂上に着きました。駐車場から1時間25分くらいかな。看板の後ろには蓼科山から八ヶ岳連峰が見えています。その右にはちょっと雲に隠れてますが、富士山も頭を出しています。
頂上には三等三角点があり、平らで割と広い場所です。40分ほど休憩している間、2組の登山者が来ましたが、どちらも美ヶ原方面からでした。ここから美ヶ原へも1時間ほどで行けます。
山頂からの展望は素晴らしく、浅間山がひときわ目立ちます。
この特徴的な山容は上州の荒船山ですね。
南の方には南アルプスと、午後に登る三峰山の草原、その手前には先ほど歩いてきた尾根も見えます。
中央アルプスもくっきり見えますが、北アルプスは木の陰になって見えません。
頂上からは木が邪魔になってちょっと見えませんが、登山道を少し北側へ下りると美ヶ原の平らな台地が見えます。
休憩の後、いったん下山して車に戻り、向こうに見える三峰山を目指します。上りは何ともなかったのですが、下りになるとまた膝の違和感が出てきました。明らかに腸脛靭帯炎の兆候。最後に登山してから1ヶ月半、それだけでもう膝が持たなくなっています。なんて弱いガラスの膝! これだから登山は常にやってないとダメなんです。
というわけで何とか扉峠まで下りてきまして、車で三峰茶屋まで移動します。次回に続く。