プーリー交換しました

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カスタマイズ自転車

今まで気にしたこともなかったんですが、105以下のグレードではリアディレイラーのプーリーにベアリングが入ってないそうなんですね。いわゆるブッシュ式と呼ばれる簡易的な軸受けでグリスによってのみ潤滑しています。実用上はそれで問題ないのかもしれませんが、これをベアリング入りのプーリーに交換するとクランクの回転が劇的に軽くなるという噂を聞いて試してみずにはいられなくなりました(笑)。

何せ貧脚ですから無駄な抵抗はできるだけ減らすに越したことはありません。自転車の駆動系にはペダル、BB、プーリー、ハブといった回転軸が存在しますが、本来はこれら全てを抵抗の低いものに交換することが理想なのです。しかし全部を換えるとなるととてもお金がかかります。実はこの中で最も回転数の多い場所がプーリーなのです。どれか一つを交換するとすれば、プーリーが最も有効だと思われます。しかも安いものですから財布にも優しい(笑)。そこでまずはプーリー交換を試してみました。

価格は約1500円

購入した商品は中華の安いものでAmazonで1500円程度で売っています。検索すると同じような商品がいっぱい出てきますが、名前が違うだけでどれも中身は同じものだと思います。

このくらいの値段なら、まあ効果がなくても諦めがつきますね(笑)。

商品の外観


2個セットなので同じものが2個入っています。色はブルー、レッド、ゴールドなどがありますが、ロードバイクのカラーに合わせてブルーを選びました。歯数は11Tと13Tがありますが、純正と同じ11Tにしました。13Tにするとおそらくケージに当たったりチェーンの長さが足りなくなったりすると思います。


材質は7075アルミでCNC切削加工です。見事に肉抜きされてますね。セラミックベアリングと書いてありますが、中を開けて確かめることはできませんでした。付属品としてアダプタースリーブが入っています。これは純正プーリーのネジ径に合わせるためのもので、シマノ製の場合は内径5mmですから厚みの薄い方を使います。

回転は非常にスムーズ

純正のプーリーは手で回してみると特に抵抗は感じませんが、すぐ止まってしまいます。それに対してこのプーリーは10秒くらい勢いよく回り続けます。さすがベアリングが入っているだけのことはあります。

純正プーリーとの違い

実はシマノの純正プーリーには特殊な仕組みがあって、厳密に言えば全く同等ではありません。テンションプーリーは同じなのですが、ガイドプーリーにはセンタロン機構というシマノ独自の機構が入っています。これはプーリーが少し左右に動けるように意図的に遊びを持たせたものです。こうすることによりディレイラーの調整が少々ズレていてもプーリー側が吸収してスムーズに変速できるとされています。

互換プーリーにはそのような仕組みがありませんので、ディレイラーの調整がシビアになる可能性があります。その代わり、左右の遊びがないので変速のキレは良くなると言われています。

重量比較

お約束の重量測定です(笑)。交換前と交換後で比べてみましょう。


純正プーリーは19.4gでした。ちなみにこちらは樹脂製です。


互換プーリーは13.9gでした。5.5gの軽量化!(笑)

交換方法

実は少し前に買ってあったのですが、当分ロードバイクに乗る予定がないので先延ばしになってました。交換自体は簡単で、ディレイラーを外す必要はなく、チェーンを切る必要もありません。ホイールを付けたままでもできるそうですが、さすがに反対側からアクセスしずらいですね。ホイールを外してひっくり返すのが一番作業しやすいと思います。こうすればチェーンにテンションがかからないので一石二鳥です。

交換は元のプーリーを3mmアーレンキーで取り外し、新しいプーリーを取り付けるだけです。テンションプーリーはディレイラー側から、ガイドプーリーはホイール側からアクセスします。ガイドプーリーを外すとケージがバラけるので注意して下さい。チェーンにテンションがかかった状態だと外した途端にバネが戻って部品が吹っ飛ぶ恐れがありますので、テンションがかからないようにたるませて下さい。

交換後


両方とも交換するとこんな感じになりました。まあ見た目のインパクトはいいですね(笑)。

効果のほどは?

まずディレイラーの調整ですが、ほんの少しだけ調整しましたが特に問題なく変速できました。まあ9速ですからそんなにシビアじゃないんですよね。むしろ以前より調子良くなった気がします。

肝心の回転の重さですが、クランクを手で回してみてもわかるかな?という程度です。明らかに軽くなったという人もいますが、そこまではわからないですね。そもそも交換作業で時間が経っているわけですから、直接的に比較することは不可能なんですよね。客観的に評価するには回転トルクを測定するしかないでしょう。

それと金属製ですからチェーンと擦れてチャラチャラ音がするのでは?と思いましたが、音は静かでした。これは全く杞憂。

まあ実走してみないと効果はよくわからないんですが、冬はロードバイクに乗らないと決めてるんだよなぁ(笑)。ロードバイクで調子良ければグラベルロードの方も交換したいと思います。

こういうのって物理面よりも気分的な効果が大きいんじゃないでしょうか? それとドレスアップとしての意味合いですかね。まあ値段が安くて気軽にできるカスタムなので、ちょっと見た目を変えるくらいの遊びとしてはいいと思いますよ。

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