本宮の近くでどっか行くとこないかなとGoogleマップを眺めていたのですが、だいぶ山奥の方に旧鎌塚小学校というのを見つけました。最近は廃校も観光地として載っているのですね(笑)。
場所的には県道44号沿い、熊野川町小口からさらに奥に入ったところにあります。この道は過去に一度だけ走ったことがあるのですが、とんでもなくボロい道だったのを覚えています。しかし鎌塚という場所に廃校があったのは全く記憶にありませんでした。
そこで廃校の存在を確かめてみたいと思い、久しぶりに訪ねてみることにしました。ついでに「小和瀬の渡し場」というところにWAKAYAMA800のチェックポイントがありますので、それももう一つの目的として加えました。
GPSログはこちら↓
R168から県道44号へ少し入ったところにある「さつき公園」にデポしました。昔はなかったのですが、2011年の大水害からの復興を祈念して作られた公園のようです。
小口まではほとんど坂もなく平坦に近い道が続きます。小口のちょっと手前に最初の目的地である小和瀬の渡し場があります。ここでWAKAYAMA800のチェックポイントをゲット。メインルートから外れた場所にあるので、かなりめんどくさいポイントですな(笑)。ここは熊野古道小雲取越の入口にあたり、古道を歩く人のための休憩所となっています。公衆トイレと東屋あり。フリーWiFiのスポットまであります。
小和瀬の渡し場から短いトンネルを抜けると小口に着きます。ここは2009年にキャンプした懐かしの場所です。三角屋根の見えるところがキャンプ場です。
小口までは2車線の立派な道だったのですが、小口を過ぎると急に道がボロくなります。
横を流れる川は限りなく澄んでいてとてもきれい。
道のすぐ横に小規模な滝もありました。
鎌塚地区に入ると川筋を離れますが、ここから予期せぬ激坂となります。ここまで登りらしい登りはなかったのですが、いきなりの激坂に面食らいました。まったく記憶になかったんですけどね(笑)。
標高差にして40mほどを一気に登ると、そろそろ廃校のある場所に着いたはずです。しかし学校なんてありそうにもない。確かに以前通った時は学校があった記憶は全くありません。危うく通り過ぎそうになりましたが、左の方へ入っていく怪しげな道を発見! 長年廃校探索をやってると直感でわかるんですよ(笑)。この道は学校へ続いているはず。するとちらっと運動場跡が見えたので確信して入っていきました。
細い道を100mほど入っていきますとついに校舎が見えましたよ。確かにこの場所は県道からは全く見えないですね。だから以前は気付かなかったのでしょう。
鎌塚小学校跡の記念碑が建っておりました。
山奥の小学校にしては割と広い運動場がありますね。
少し引きで見たところ。典型的な木造校舎ですね。窓もほとんど割れてないし、状態はかなり良い方です。
隣りにあるもう一つの校舎は見たところ講堂のようでした。
学校といえばやっぱり長い廊下ですよ(笑)。
ここが教室。煙突ストーブが何か懐かしいですな。
もう一つ同じような作りの教室がありました。
久しぶりの好物件に少々興奮しながら(笑)、鎌塚小学校跡を後にしました。また同じ道を戻りますが、逆向きだと行きには気付かなかった風景が見られて面白い。
一応県道なんですけどね、車で通ったら泣きそうになりますよ(笑)。
小和瀬の渡し場にあった橋を渡ってみると川の眺めがきれいでした。
デポ地のさつき公園は高台にあるため、最後に激坂を登るのが一番しんどかったりします(笑)。