周期的にぶり返しては一瞬で終わる車載動画ブーム。またにわかに熱が高まってきました。どうせすぐ終わるでしょうけど・・(笑)
車載動画と言えば自転車への固定方法が最大の課題となります。何と言っても自転車動画は振動との闘いです。少しでも振動を抑えるため、これまで様々なマウントを購入し、ボツにしてきました(笑)。基本的にハンドルバーに取り付けると最も振動を拾いやすいですね。
ハンドルバーに取り付けた場合のもう一つの問題は、前の景色しか映らないということです。景色だけだとあまり臨場感がないのでつまらないですよね? やっぱりハンドル周りが映り込むと自転車に乗ってる感が出て楽しいと思います。
そこで以前試してみたのは胸に取り付けるチェストマウントです。これだと確かにハンドル周りはバッチリ映りますし、振動も拾いにくいので理想的ではあります。ただベルトの締め付けがきつくてしんどいのと、ウェアの脱ぎ着がしにくいことが問題ですね。夏なんかは蒸れるのでさらに不快だと思います。さらに角度の調整が難しく、ちゃんと映ってるかどうか確認できないという問題もあります。あれはあれでいろいろと問題が多いんですよ・・
性懲りもなく次に試してみたくなったのが、コラムのトップキャップに取り付けるマウントです。YouTubeを見ているとこのタイプのマウントを使ってる人が結構多いみたいですね。これだとハンドル周りが映り込むので臨場感を出せます。ハンドルバーより振動も拾いにくいと言われています。それなら良いじゃないかということで、またいろいろと買ってしまいました(笑)。
まずベースとなるマウントは定番のレックマウントです。オール金属製ですので非常にしっかりしています。トップキャップの形状によっては取り付けられない場合もあるので、そのときはキャップごと交換するタイプを選ぶと良いと思います。このマウントはボルトでガッチリ固定されますので、グラグラ揺れ動くようなことはなく固定力は抜群です。
ハンドルバーにGPSを取り付けている関係上、そのままカメラを付けると高さ不足でGPSに視界を塞がれてしまいます。そこで高さをかさ上げするため延長アダプターを別途購入しました。延長するとグラグラしそうな気がしますが、ネジをしっかり締めてやれば大丈夫です。
この三脚アダプターはもともとカメラにも付属していますが、プラスチック製の頼りないものなので固定力が足りません。長いこと使ってると振動で折れたりしそうですね。そこで金属製のしっかりしたものを購入しました。この商品はオールアルミ製で精度も良く、固定力もアップしました。やっぱりマウント類はできるだけ良いものを使わないとダメですね。
テスト動画
機材の紹介と実走テストは下の動画にまとめましたのでご覧下さい。
動画の中では、中華アクションカメラの手ぶれ補正ありとなしの比較、実走テストを2本収録しています。
中華アクションカメラは画角が狭い問題
YouTubeでよく見かける動画にはハンドル周りがしっかり映り込んでいるのですが、この動画ではブラケットがギリギリ映る程度です。実は中華アクションカメラの場合、画角がかなり狭いという問題があるのです。一応スペック上は170度の画角があるとされていますが、それは静止画の場合なんですよね。動画にするとかなり狭くなる上、手ぶれ補正をONにするとさらに狭くなってしまいます。はっきり言ってインチキです(笑)。中華の誇大表現に騙されてはいけません。
手ぶれ補正ONだとブラケットの端しか映らず、ハンドルバーに付けるのとあまり変わらないですね。手ぶれ補正自体もあまり効いてないですね。やっぱり値段は値段ですね。本家のGoProにはとても敵いません。
結論:GoProを買え!
自転車に直接取り付けるにはこの位置がベストだと思いますね。乗車中にカメラの操作がしやすく、モニターの確認もできて失敗は少なくなると思います。また固定力が比較的しっかりしているので「お辞儀」したりはしません。
ただ中華アクションカメラでは画角が狭すぎて肝心のハンドル周りが映り込まないことが残念でした。やっぱりちゃんと映り込んでる動画はGoProを使っているのでしょうね。手ぶれ補正の効きも全然違いますよ。
結論としましては、このままで使えないことはないですけど、臨場感は出しにくいですね。当然ながらロードノイズも酷いので音録りには向いていません。臨場感と音のクリアさを優先すればチェストマウントの方が向いてますね。まあその時の状況でどっちを選ぶかということです。
やっぱり本格的にやるにはGoProを買わないとダメですね。人気YouTuberはみんなGoProを使ってますよ。中華を何台買っても永遠に満足できないので結局は無駄になります。それなら初めからGoProを買った方が安いでしょ? ただ自分の場合、車載動画ブームは一瞬で終わるので、せっかくGoPro買ってもすぐ使わなくなることが明らかだから手を出せないんですよね。まあYouTubeに本格参入して人気が出てきたら考えます(笑)。